シー・シェパード船長が調査捕鯨船侵入「拘束されるのは覚悟の上」
2月16日10時16分配信 サーチナ
米反捕鯨団体「シー・シェパード」のメンバーが15日(日本時間)、南極海で調査捕鯨中の日本の調査船「第2昭南丸」に侵入した。先月第2昭南丸と衝突して大破したシー・シェパードの抗議船「アディ・ギル号」のピート・ベチューン船長で、賠償金300万ドル(約2億7000万円)などを要求したという。
ベチューン船長は夜の暗闇に紛れて、ジェットスキーで接近。防護ネットをナイフで切って船内に侵入し、第2昭南丸船長の前に姿を現した。
豪メディアによると、シー・シェパード代表のポール・ワトソン氏は「拘束されるのは覚悟の上で侵入した。ベチューン氏の任務は、アディ・ギル号の破壊と乗組員6人に対する殺人未遂の罪で、第2昭南丸船長を市民逮捕することだ」と話している。
またシー・シェパードは侵入を試みる際、一度目は失敗して海に落ちたと説明しており、ニュージーランドのジョン・キー首相は「実に危険な行動だ」としているのに対し、オーストラリアの野党、緑の党党首のボブ・ブラウン氏は「驚異的な勇気だ」と話しているという。
2008年にも日本の調査船に、シー・シェパードのメンバーが侵入する事件が起きており、身柄は豪政府に引き渡されている。赤松広隆農林水産相は、今回侵入したベチューン船長の身柄は海上保安庁に引き渡し、刑事処分を検討する方針を明らかにしており、今後の行方が注目される。(編集担当:松井望・山口幸治)
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またシー・シェパードは侵入を試みる際、一度目は失敗して海に落ちたと説明しており、ニュージーランドのジョン・キー首相は「実に危険な行動だ」としているのに対し、オーストラリアの野党、緑の党党首のボブ・ブラウン氏は「驚異的な勇気だ」と話しているという。
2008年にも日本の調査船に、シー・シェパードのメンバーが侵入する事件が起きており、身柄は豪政府に引き渡されている。赤松広隆農林水産相は、今回侵入したベチューン船長の身柄は海上保安庁に引き渡し、刑事処分を検討する方針を明らかにしており、今後の行方が注目される。(編集担当:松井望・山口幸治)
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最終更新:2月16日11時30分
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