【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)は16日、南部ヘルマンド州マルジャで続く大規模軍事作戦で、新たに市民3人が米軍主導の攻撃で死亡したと明らかにした。作戦開始からこれで市民20人が犠牲になったとみられ、アフガン国内では、市民の命が軽視されている現状に改めて反感が高まっている。
発表によると、3人はいずれも男性で、うち2人は武装勢力と誤認して射殺。もう1人も別の場所で部隊に近づいてきた男性に発砲し、殺したという。
アフガンでは米軍のアフガン侵攻以降、軍部隊や車列に近づいてきた男性や少年を「自爆犯」とみなし、射殺する事件が多発している。
毎日新聞 2010年2月16日 21時12分