記事入力 : 2010/02/14 01:45:32
毎日新聞記者が見た死の現場とは
【新刊】福岡賢正著、キム・ギョンイン訳『隠された風景』(カタツムリ)
飼い主に捨てられたペットの行方を追い、著者は福岡県動物管理センターを訪問した。そして、そこで働く人々が、捨て犬を殺処分する鉄の箱を「ドリームボックス」と呼んでいることを知る。著者が取材した同センターの所長は、「“児童を追いかけ回す野良犬を捕まえて欲しい”という通報を受けて学校に行ってみると、教師らは開口一番、“子供たちの前では捕まえないで欲しい”と求めてきた。子供たちにありのままの現実を偽りなく教え、生命の尊さをきちんと理解させるのが教師らの役目ではないか」と反問した。現代人の食欲を満たすため、と畜場で大量に解体処理されるニワトリや牛、豚は、生まれたときから「生命」ではなく「製品」だった。
著者は、「“死”から顔を背けず、正面から堂々と直視したとき、初めて輝く“生命”を発見できる。真に生命を尊重する心を持とう」と訴えている。240ページ、1万2000ウォン(約935円)。
キム・ギョンウン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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