大阪の「在日韓国同胞墓地」、造成事業が本格化
在日韓国商工会議所の崔鐘太(チェ・ジョンテ)会長によると、韓国同胞墓地造成事業は商工会議所、在日本大韓民国民団(民団)・近畿地協、在日韓国婦人会などが共同で進め、駐大阪総領事館と駐神戸総領事館、民団中央本部が後援する。在日韓国商工会議所は1月の理事会で同胞墓地事業の推進を満場一致で決議し、今月8日に大阪府枚方市に位置する京阪奈墓地公園の現場を点検した。
崔会長は、「韓国には異国の地で永眠した在外同胞の霊魂を慰める墓地『望郷の丘』(忠清南道・天安)があるが、日本には在日同胞だけのための墓地はなかった。今後1500基の墓を造成することになり、感無量だ」と話している。
大阪の墓地には太極旗(韓国の国旗)が掲揚され、ムクゲ(韓国の国花)も植えられる。内部には身寄りのない在外同胞の遺骨を安置する慰霊塔も建立される予定だ。