監督ブログ　　hyper-orion

予告？通り前回に引き続き「幕末ハイぺリオン」の新時空刑事ご紹介。「時空刑事ウェズン」本名ケイ・サワタリ。演じるは平野良くん。

小野大輔演じる時空刑事ルーバスのアシスタントとして戦国時代に派遣される新人時空刑事。若いのに生真面目でアタマが固く、自由奔放すぎるルーバスに振り回されながらも憧れを抱いている……という、美少女かオッサンしか出ない(笑)畑澤作品には珍しい「美少年」キャラです。

キャスティングは当然若手の声優さんで…と考えていたのですが、後々「実写化」を考えて、という事と、プロの声優さんの演技と違う質感も入れたいという事もあって、声優経験のない若い俳優さんから探す事になりました。

声は勿論ですが、顔や姿もイメージに合う人を…という事と、声優経験は無くても演技が出来る人。…そしてこれは畑澤のわがままですが、「既存のヒーローを演じていない」人を…という難しい条件で…

全てをクリアしていたのが平野良くんでした。

平野良くんは、今や若手俳優の…そしてヒーロー俳優の最大の登竜門と言えるミュージカル「テニスの王子様」の最新作の中での人気キャストで、実は芸歴10年の俳優でもあります。

見た目の華やかさとは裏腹に、非常に生真面目で役者バカ的な良くん。
まったく初めての「声だけの演技」しかも小野大輔氏と文字どおり対面二人きりの収録。
緊張しない訳はないのですが、それも「新人時空刑事」の戸惑いや緊張さと重なってウェズンを「愛すべき新キャラ」にしてくれたと思います。

ルーバスとの「先輩×後輩」ぶりが、実に「画」になってイイ感じでした。

見よう(聞きよう）によっては、この物語は時空刑事ウェズンの成長物語であり、彼が主人公とも言えると思います。

イケメンブームと言われはじめて久しいですが、「イケメン」ってカオがイケてるだけじゃないですよね。

わざと避けて通って来た訳ではないけど、「イケメンヒーローもの」ってやってないんですが、「仮面ライダー」や「戦隊シリーズ」とは違う見せ方…具体的には「成長しヒーローに”なっていく”」イケメンもの…美少年もの…ならやってみたい、出来るんじゃないか…と思っています。

……やりたいから出来るって程、世の中は甘くないんですが(^_^;)ね。


平野良くんファンの方も、プロの声優さんの中でひとり奮闘する良くんを応援してください！