北沢俊美防衛相は15日午前の衆院予算委員会で「我が国の防衛やアジア太平洋の平和と安定の意味で、沖縄という地政的地位は極めて重い」と米海兵隊が沖縄に駐留する重要性を強調し、社民党などが主張する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のグアムなどへの移設に否定的な考えを改めて示した。
北沢氏は「例えば、朝鮮半島で何か事態が起き、在留邦人を救助する時、グアムと沖縄では圧倒的な差が出てくる」と指摘。
そのうえで「沖縄に残された部隊をグアムに後退させるのは、米国としては日米関係に関するかなりの決断だと思う」と述べた。
服部良一氏(社民)の質問に答えた。【鈴木直】
毎日新聞 2010年2月15日 11時29分
2月15日 | 北沢防衛相:沖縄駐留の重要性を強調…衆院予算委 |
2月12日 | 北沢防衛相:陸自連隊長の処分など検討 |