アフガニスタン・マルジャ(CNN) アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)は15日、南部カンダハル州で誤って民間人を空爆し、5人が死亡、2人が負傷したと発表した。
ISAFによると、アフガン軍とISAFが共同パトロール中に、簡易路上爆弾(IED)を仕掛けているとみられるグループを見つけて空爆した。しかし後に、このグループはIEDを仕掛けていたわけではないことが分かったという。
アフガニスタンでは南部ヘルマンド州マルジャで展開されている反政府武装勢力タリバーンの掃討作戦でも、ロケット弾の誤射により民間人12人が死亡している。
ISAFや米海兵隊によると、マルジャでは市内各所でタリバーンとの銃撃戦が展開されており、15日までに武装勢力のメンバー多数が殺害または拘束された。ISAF側にも負傷者が出ているが、人数などは明らかにしていない。
マルジャはヘロインの原料となるケシ栽培の中心地でもあり、タリバーンの資金源を断つためにケシ畑を除去し、これまでに870万ドル(約7億8000万円)相当のケシを押収したという。