石川知裕議員の離党はやりきれない思い
もし、これが欧米だったら、自分が正しいのに、党に迷惑をかけたくないからという理由で離党することはまずない。しかし、不幸なことに石川議員は日本の政治家である。自分がいくら正しくても、自分の気持ちよりも党や党の支持者の気持ちを大切にしなければならなかったのだろう。小沢幹事長にしても、石川議員が自分の秘書でなければ庇うこともできただろうが、今回自分の秘書が起訴されたのであり、もしここで石川議員を庇ったら、メディアが何を言い出すかわからない。又、参院選に与える影響も熟慮したのではないかと思う。
石川知裕衆院議員が11日離党会見
《THE JOURNAL》編集部 日時: 2010年2月11日 23:49
本日午後、私、石川知裕は、民主党に離党届を提出いたしました。
私が書いた離党届を同僚議員に託し、民主党北海道連合会の三井[辨雄(わきお)]代表に渡してもらいました。
保釈後、十勝に戻った際に、民主党第11区総支部、ならびに石川知裕連合後援会のみなさまから、「離党も辞職もせずに頑張れ」と励ましていただき、涙が出る思いでした。
31才で、「故郷や日本のために働きたい」との思いで、りっきしてから全力で活動してまいりました。
今後も地域の総支部の皆さんの熱い思いを受け、引き続き民主党で活動したいと考えておりましたが、現在、国会では予算案審議の最中であり、熟慮の末に、民主党に対してこれ以上の迷惑をかけてはいけないと考え、本日午前に離党を決断した次第でございます。
しかし、議員としては地域や国のために尽くしたいという私の初心、そして、この十勝 で私を信じて応援してくださる地元の方々の思いを受け止めて、職責を全うしたいと思います。
平成22年2月11日、衆議院議員、石川知裕。
以上でございます。
新聞各紙はじめテレビは、石川知裕代議士が明日12日にも離党すると報道している。しかし石川代議士は、本日11日夕方、離党届を提出した。大きな重い決断を、自らの判断で下したのである。
選挙で選ばれた政治家は、自身の出処進退を個人の判断で身勝手には下せない。支えて下さった後援会、支持者の思いを受け止め、更に理解を戴いた上で結論を出すことになる。
昨日10日午前10時に、「石川代議士 今日にも離党か」というニュースが走り、驚いた。検察のリークもいけないが、政治家のリークも良くない。
その日の午前10時、私の所に関係者が「今日にも離党させたい」と言ってきたので、「ふざけるな!昨日9日、地元帯広で民主党北海道第11区総支部・石川知裕後援会の会合を持ち、その総意は『離党も辞職もせず、頑張れ。石川を信じている。あとは石川に一任する』との声だった。一日も経たないうちに外堀を埋めるとは、後援者、支援者に失礼ではないか!」と強く申し上げた。
本日、石川代議士は地元に帰り、民主党支部、後援会役員に礼を尽くし、その上で記者会見をし、離党を発表した。
「水谷建設から不正なお金をもらったのではないか」という一方的な検察の間違った思いこみでスタートした、今回の作られた事件ではなかったか。結果は、ゼネコンからの不正なお金はもらっていなかったのである。
政治資金収支報告書への不記載、ミスはよくあることである。良かれと判断したことが、後に間違いであったと指摘され、修正することは多々ある。このことで石川代議士を極悪非道であるかのような扱いをすることはいかがなものだろうかと、私は冷静に見てきた。
石川代議士は臆することなく、事実を裁判で堂々と述べ、どんな捜査、取調べが行われたのか、真実を明らかにして戴きたい。検察のリークによる、裏付けのとれない間違った報道で誤解している国民に、きちんとわかりやすく「事実はこうです」と、公判で述べて戴きたい。
石川代議士のおかれている立場を私はよく理解し、最後まで私のできる範囲で支えて参りたい。人間、「情じょう」がなくなったら終わりである。
ムネオ氏も驚いたくらいだから、石川議員が離党も辞職もしないと発表した時点で、3Kが石川議員の離党を伝えたのは、何かおかしい。誰が3Kにこの情報をリークしたのだろうか。私は、Twitterでこのニュースを聞いたとき、昨日も書いたが、又3Kが希望的観測で捏造記事を書いているんだろうと思っていた。しかし、結局、この情報が真実となる。民主党は誰がこの情報をよりによって3Kにリークさせたのか、調査する必要があるだろう。
恐らく、今回の石川議員の離党によって、民主党が信じられなくなり、民主党支持を止める人も出てくるだろう。民主党執行部は石川議員を離党させるべきではなかった。しかし、私は国民の立場でものを言っているが、国民の税金で給与をもらっている議員の立場では、まずは離党してけじめをつけるしかなかったのかもしれない。なんともやりきれない思いだが、参院選で民主党が単独過半数を獲得して勝利した暁には、又、民主党に戻ってきて欲しい。絶対に議員辞職だけはなさらないように。
他の人はどう考えているのだろうという方には、『The Journal』のコメント欄をお勧めします。
■ 石川議員が民主党を離党へ (2月10日)
■石川知裕衆院議員が11日離党会見 (2月11日)
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