【ワシントン草野和彦】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)は15日、南部カンダハル州で誤って民間人を空爆し、5人が死亡、2人が負傷したと発表した。ISAFは前日にも大規模な軍事作戦を行っている東隣のヘルマンド州で、ロケット弾の誤射で民間人12人を死亡させており、2日連続のミスとなった。
発表によると、アフガン軍とISAFのパトロール隊が15日、道路沿いで穴を掘り、手製爆弾(IED=即席爆破装置)を仕掛けているとみられる一団を発見し、空爆を要請した。
その後、パトロール隊が現場で確認したところ、IEDは仕掛けられておらず、空爆によって民間人に死傷者が出ていることが分かったという。
毎日新聞 2010年2月16日 東京夕刊