2010年02月16日

リニアが築く「夢と希望の国 日本」

  私は過去に、日本独自の技術である「超電導リニア新幹線」構想を記事にしたことがあります。 


あなたの夢を運ぶ 超電導リニア新幹線  


 新春スペシャル リニア中央新幹線「希望号」 


私は最近、「理論上できることを実行に移さないことは悪である」という考えに至りました。できるのにやらない者は、単なる臆病者であり、勇敢な宇宙飛行士などの先駆者たち対して恥恥ずかしい限りです。


☆ 私は、他人のアイディアや発明を使って、何か新しいものを創ってきたにすぎない。 ヘンリー・フォード

☆ 新しいアイディアに偏見を持たないこと  ディズニーの大切な教え 


超高速で走るリニアとディズニーの有する卓越した輸送コントロールシステム、米ボーイング社航空関連技術(ジェットエンジンと軽量ボディ)を組み合わせれば、人類は自動車、鉄道、航空機を超えた夢の輸送システムを手に入れることが理論上可能になります。


 
イメージ的には、安全な地下チューブ内をコンピュータ制御された中型ジェット機のような「機体」が、マッハ(時速1,200キロ)のスピードで、数十秒おきに「飛んでゆく」というものです。 


「機体」には、人だけではなく、あらゆる物質が積み込まれます。(目的別の「機体」が用意されています。)「水」や「バイオマスエネルギー」、「工業製品」や「農産物、水産物」などですが、極めつけは「車」や「オートバイ」です。 


普通自動車に乗車したままの家族が、数十分で目的地の駅に降り立ち、マイカーで地域を観光することが可能になります。つまり、陸のフェリー化ということです。 


例えば、東京 − 知床間を1時間数十分で結べば、容易に一泊二日の北海道旅行が楽しめます。東京の会社の日帰りゴルフコンペを北海道で行うことができるようになります。同様に、東京 − 宮崎間を同程度の時間で結ぶ約束をすれば、東国原知事も「道路をつくって」とは言わないでしょう。


 
春から夏にかけての北海道は魅力的です。かつての「ナナハンライダー」たちが、さっそうと広々とした北海道を走る姿を思い浮かべると、超高速のなんでも輸送社会の実現は成し遂げなくてはいけないと思います。なぜならば、理論上できることだからです。 


さて、現在バンクーバーオリンピックが開催されています。このジェットリニアシステムがあれば、冬季の日本の小中学校のグランド多くを一夜にして「リンク」や「ゲレンデ」に変えることができます。極寒の新潟県や青森県などで産出された規格化された「氷柱」をグランドの一部に敷き詰めたり、木材を活用したスロープに固められた雪を敷き詰めたりすればよいのです。 


各自治体では、「フィギヤ競技」や「犬ぞりレース」、「雪合戦」などの「冬の運動会」も開催されるかもしれません。そうなればしめたもの、未来の「真央ちゃん級」も数多く誕生し、冬季オリンピックでは日本勢が大活躍という時代がやってくるでしょう。(仮に時速600キロで計算した場合、東京と飛騨高山は30分ほどで結ばれ、日帰りのスキー教室などが容易になります。) 


私は北海道にオートバイ専用道路ができたなら、夏の北海道を走ってみたいと夢見ます。人類のまったく新しい移動手段であるジェットリニアシステムは、理論上生み出すことが可能です。残された問題は、私たち国民の「勇気」と「チャレンジ精神」だけなのです。