第２のカーリング娘を目指していた美女揃いのショートトラックの4人娘

【バンクーバー五輪】ショートトラックの女子3000メートルリレー予選で、メダル獲得を狙った日本（伊藤亜由子＝トヨタ自動車、小沢美夏＝サンコー、酒井裕唯＝早大、桜井美馬＝早大）は3位に終わり、決勝進出を逃した。これで、かねて企てていた〝ショート4人娘〟としての芸能界デビュー計画も事実上とん挫した。

柏原監督「メダルを取ったら……競技をアピールするんだ」

天を仰いだのは選手だけではない。大会前に「メダルの可能性があるのは女子3000リレーだけ。かわいらしいのがそろっているし、メダルを取ったら芸能界に進出しようと思う。トリノのときのカーリング娘みたいなフィーバーを起こして競技をアピールするんだよ」と声を弾ませていた柏原幹史監もショックを受けた。
女子ショート勢はカーリングのクリスタルジャパンに負けず劣らず美女揃い。天真らんまんな桜井や無類の酒好きで「焼酎はロックに限る」が口グセの伊藤などキャラクターもそれぞれ個性的だ。

そんな〝ショー娘〟たちにはテレビ局関係者も「メダルを取ってくれれば絶対にウケる。番組に引っ張りだこになるでしょうね」と大いに期待。指揮官の母校・早稲田実業の同級生で「天才・たけしの元気が出るテレビ！！」などを手がけた敏腕プロデューサーのテリー伊藤氏の〝橋渡し役〟になってもらうという計画もあったから本気度は相当なものだった。

ただ、これで芸能界デビュー計画が完全に消えたわけではない。最後の可能性に向けて〝ショー娘〟は24日（日本時間25日）に行われる5〜8位順位決定戦に挑む。