ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン福岡・北九州> 記事

添田町長進退 意向を確認へ

2010年02月15日

 ■議会全員協、申し合わせ
 後期高齢者医療制度を巡り県町村会長で添田町長の山本文男容疑者(84)が贈賄容疑で逮捕された事件で、町議会は12日、全員協議会を開いた。寺西明男副町長から経過報告を受け、町の顧問弁護士を通して山本町長の進退に関する意向を確認することなどを申し合わせた。

 全員協議会には定数13のうち11人が出席。非公開で約1時間半にわたって開かれた。終了後、浦野信義議長らが取材に答えた。

 山本町長は福岡市内で取り調べを受けており、弁護士以外の接見が認められていない。接見した担当弁護士から寺西副町長が聞いた話では、山本町長は贈賄容疑については「詳細な記憶がない」などと答え、取り調べによる体調の悪化を訴えているという。町長職の進退については言及していない。

 全員協議会では「町長からいまだに進退について意向が示されないのはおかしい」という意見も出たという。これ以上の町政の停滞を避けるため、町議会はできるだけ早く町長に進退の意向を確認することにした。15日にも町幹部が町の顧問弁護士と会い、質問内容を詰める。

 浦野議長は「町長の意向を確認したうえで、議会としての対応を決めたい」と話した。

PR情報
朝日新聞購読のご案内

ここから広告です

広告終わり

マイタウン地域情報

ここから広告です

広告終わり