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2010年2月15日(月) 19:10 |
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フェリー廃止で物流業界が大打撃
宇高航路の廃止決定で大きな痛手を受けるのが物流業界です。 フェリーは瀬戸大橋よりも運賃が安く済むため、トラックなどの大型車は宇高航路を利用していました。 航路の廃止は経費の増加に繋がると頭を抱えています。
玉野市の宇野港です。 フェリーから下りてくる車の多くがトラックです。 2008年度の輸送台数は、乗用車やバスのおよそ34万台に対し、トラックはおよそ51万台でした。航路の廃止決定に日ごろ長時間の運転をしているトラックのドライバーからは落胆の声が聞かれます。 岡山市東区西大寺に物流センターを置く企業では、四国方面への輸送は高速とフェリーが半々です。 高速の割引率の低い昼間の輸送はフェリーが主役です。 トラックなど大型車が瀬戸大橋を通行する場合、最大50%のETC割引がありますが、時間帯によって割引率に差があり、普通車のように休日1000円割引はありません。 年間トータルすると、橋よりは運賃の安いフェリーの廃止は大きな痛手です。 物流業界にとっては、四国と本州を結ぶ大きな生命線であった宇高航路、出口の見えない不況の中の廃止決定は、今後業界に重くのしかかりそうです。
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