ハヤブサ氏の車椅子を押してセレモニーを退場する、ミラノコレクションA.T.
「新日本」(14日、両国国技館)
目の疾病のため現役を退くことを表明していたミラノコレクションAT(33)の引退セレモニーが休憩前に行われた。
ミラノはFMWの練習生としてマット界入りし、ハヤブサの付き人を務めた後、メキシコ闘龍門でデビュー。闘龍門のT2Pでブレークした。退団後は全日本や米マットを経て新日本に参戦。07年にはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで初出場初優勝の快挙を成し遂げた。
セレモニーでは師匠のウルティモ・ドラゴン、ハヤブサ、闘龍門の同志・大鷲透らゆかりの選手が花束を贈呈。ファンの「ミラノ」コールにはうれし涙を流した。「第2の人生も第1の人生に負けないよう頑張ります」と誓い、テンカウントゴングが鳴らされた。
今後は東洋医学の修行を積むというミラノは「8年間、車イス生活のハヤブサさんを絶対治してみせます。第2の人生一発目で、イタリア革命を起こします」ときっぱり。「みんな、イタリア革命についてこい!!」という全盛期のフレーズとともに、10年間のレスラー人生に別れを告げた。
(2010年2月14日)