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ローソン子会社、役員2人が不正流用 被害150億円

2010年2月9日21時45分

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 コンビニエンスストア2位のローソンは9日、連結子会社のチケット販売大手「ローソンエンターメディア(LEM)」(本社・東京都)の役員2人が、コンサート企画会社に支払うはずの資金を不正に流用していた、と発表した。被害総額は約150億円。詐欺や背任などの刑事告訴を検討中という。

 弁護士なども交えたローソンの調査によると、2人の役員は代表取締役専務(38)と経理担当の取締役(53)。2人は2008年10月から今年1月まで、取締役会などの決議を経ずに数回にわたり、コンサート企画会社へのチケット代金支払いを委託していた会社(本社・同)の社長と共謀し、同社への支払いなどの名目で資金を流用していたという。資金の使途は不明。チケットを買った客への影響はないとしている。

 事件を受け、日比靖浩社長が2月10日付で辞任するほか、親会社のローソンの新浪剛史社長が月額報酬の30%を3カ月、自主返納するなどの処分を行う。

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