2010年2月15日 23時22分更新
玉野市の宇野港と高松港を結ぶ航路を運航する2つのフェリー会社が、来月26日での航路の廃止を届け出たことについて、石井知事は記者会見で「あらゆる方策を検討して事業継続の可能性を探っていきたい」と述べたうえで、近く国土交通省に航路の存続を含めた支援を要望する考えを明らかにしました。
宇野港と高松港の間でフェリーを運航している国道フェリーと四国フェリーの2社は、競合する瀬戸大橋の通行料金の割り引きなどの影響で来月26日をもって航路を廃止することを国土交通省に届け出ました。
これについて、石井知事は記者会見で、「地元の人の多くが利用している航路なので玉野市や香川県、それに高松市などと連携をしながら、あらゆる方策を検討して事業継続の可能性を探っていきたい」と述べました。
そのうえで、「国の高速道路などの通行料の大幅な割り引きをした政策によってこのような影響を受けているので、国に対しては公共交通機関への支援や住民の生活の足の確保について要請を行っていきたい」と述べ、近くみずからが国土交通省に要望に行く考えを明らかにしました。