岡山放送局

2010年2月15日 23時22分更新

若手消防士の意見発表会


若手の消防士が、火災や救急の現場で体験したり、感じたりした意見を述べる発表会が、15日、津山市で開かれました。

この発表会は、津山市に本部のある津山圏域消防組合が、勤続10年までの若手の消防士に、仕事にかける思いや決意を語ってもらうことで、仕事に対する意識を高めてもらおうと開きました。
15日は、事前の書類選考で選ばれた10人の消防士が1人5分の持ち時間で、日ごろの活動の中で感じたことを発表しました。
このうち、久米南分署の頃安一壮消防士は、家庭に火災警報器を設置するだけでなく、万一の場合を想定して家族全員の避難経路を事前に確認するなど、ふだんからの備えが重要だと訴え最優秀賞に選ばれました。
このほか、団塊世代の職員の大量退職の時期を迎え、先輩職員から知識や技術を受け継いで消防の信頼につなげていくべきだという訴えや、コンビニエンスストアを地域の防災拠点として活用し、防災の輪を地域に広げていこうという提言が優秀賞に選ばれました。