2010年2月15日 23時22分更新
笠岡市は、市の人口減少に歯止めをかけようと、市内に住宅を新築した人に100万円を上限に助成金を交付することなどを盛り込んだ、「定住促進ビジョン」をまとめました。
笠岡市では、少子化や高齢化、それに市外への転居が進んだことから、平成8年に6万1000人余りいた人口が年々減少し、去年3月末現在でおよそ5万5500人に落ち込んでいます。
これを受けて笠岡市は、市内への定住促進に重点的に取り組むことを決め、このほど具体的な事業を盛り込んだ「定住促進ビジョン」をまとめました。
このなかには、住宅を新築した人を対象に100万円を上限に助成金を交付したり、不妊治療に対する補助の拡大、さらに新たに事業を始める人に対し、開業のための費用の一部を助成することなど、あわせて33の事業が盛り込まれています。
笠岡市では、こうした事業を再来年度にかけて順次実施し、人口の流出を食い止めたいとしています。