県内ニュース

イブニング・シックス

穂積選手6位入賞 祖母「言葉にならない」(02月15日)

バンクーバーオリンピックの女子3千メートルに出場した福島市出身の穂積雅子選手が、見事に6位入賞を果たしました。白河市表郷にある穂積選手の父親の実家には、早朝から近所の人たちが集まり、レースを観戦しました。祖母の美(よし)さんは、孫の晴れ舞台を喜びながらも昨夜は心配で眠れなかったといいます。穂積選手は11組目に登場。いっしょに滑るのは、金メダルの本命と言われるチェコのサブリコバです。序盤は、穂積選手がわずかにリードしながら周回を重ねていきます。終盤は、サブリコバに徐々に離されましたが、持ち前の粘り強さで最後まで滑りきります。目標としていたメダル獲得こそならなかったものの見事に6位入賞を果たしました。この種目での、日本勢の入賞は2大会ぶり。初出場でのいきなりの活躍に祖母の美(よし)さんも感無量の様子で「ただうれしいってだけ。言葉にならない」と話しました。25日には5000メートルに出場する穂積選手。次こそメダルを狙います。

進まない高校生の就職 県が82人を雇用へ(02月15日)

この春卒業する高校生の就職が、進まない現状を受けて県は、臨時職員としてあわせて82人を直接、雇用することを決めました。これはきょう開かれた県の緊急経済・雇用対策本部会議の中で報告されました。県によりますと県内の高校生の就職内定率は、先月末(まつ)現在でおよそ80パーセントにとどまっていて就職先が決まっていない生徒の数は1153人にのぼっています。こうした状況を受けて県では、就職先が決まらなかった高校卒業者を臨時職員として雇用することを決めました。定員は82人で雇用期間は今年4月から1年間です。一方、県内の各市町村でも県の補助金を利用して臨時職員を採用することにしていてこれまでのところ合わせて70人の雇用が見込まれています。

モーグルで遠藤選手入賞 地元は喜びに沸く(02月15日)

バンクーバーオリンピックの男子モーグルで猪苗代町出身の遠藤尚(しょう)選手が見事に7位入賞を果たしました。この種目の日本勢としては初めての入賞という快挙に地元・猪苗代町は沸きました。日本時間のきょう午前行われた「男子モーグル」。猪苗代町出身の19歳遠藤尚選手にとっては初めてのオリンピックです。決勝に進む20人を決める予選。遠藤選手は初出場のプレッシャーを感じさせない滑りで、入賞圏内の8位につけます。一方、4大会連続出場のチームリステル附田雄剛(つきたゆうご)選手も11位で予選を通過。県内ゆかりの2人がともに決勝に進み、メダル獲得へ期待が高まります。先に滑った附田選手は第2エアの着地でバランスを崩し、17位に終わります。一方の遠藤選手は鋭いターンと高いエアで高得点をマーク。メダルにこそ届かなかったものの7位入賞を果たしました。男子モーグルで日本勢が入賞したのは史上初めてです。遠藤選手は小学校5年生から去年、猪苗代高校を卒業するまでチームリステルジュニアでモーグルの技術を磨きました。今回のオリンピックでは、初出場ということもあり、前評判は決して高くはありませんでしたがチームの関係者は、「大会前に会った時に目に力があった。入賞はあると思っていた」と話し、活躍を予感していたことを明かしました。これから成長が期待できる19歳での快挙。早くも4年後のオリンピックが楽しみです。

県立高校U期選抜 願書の受け付け始まる(02月15日)

県立高校の一般入試にあたるU期選抜の願書の受け付けがきょうから始まりました。福島市の橘高校でも午前9時から願書の受け付けが始まり、担当の職員が記入漏れがないかチェックをして受験番号のスタンプを押していきました。橘高校ではすでにT期選抜で52人の合格が内定していてU期選抜の定員は268人となっています。県教育委員会によりますと全日制のU期選抜の募集定員は、1万1142人で定員全体のおよそ65%となっています。願書の受け付けは今月18日までで出願先の変更は19日から23日の間で1回に限り、認められます。U期選抜の学力試験は来月9日に行われ15日に合格者が発表されます。

廃材を違法に焼却 会社社長など3人逮捕(02月15日)

住宅の解体工事で出た廃材などを違法に焼いて処分した疑いで、いわき市にある会社の社長ら3人が逮捕されました。逮捕されたのは、いわき市にある不動産会社の社長市川(いちかわ)之一(くにいち)容疑者ら3人です。3人は去年12月、二本松市栄町(さかえまち)で住宅2棟を解体した際に出た木くずなどの廃材およそ193トンを、違法に焼いて処分をした疑いです。警察によりますと、指示役と見られる市川容疑者は、取り調べに対して、「適正に処分をする金がなかった」と話しているということです。市川容疑者らは、ほかにも住宅13棟分の廃材を違法に処分していたと見られていて警察は余罪を追及する方針です。

熱戦!TUF杯小学生ドッジボール選手権(02月14日)

全国大会につながるTUF杯ドッジボール選手権が福島市で開かれ、小学生たちが熱戦を繰り広げました。福島市のあづま総合体育館で開かれた「TUF杯ドッジボール選手権」には県内各地から27チームおよそ450人の選手が参加しました。試合は、負けたら終わりのトーナメント形式で決勝戦をのぞいては5分間の1セットマッチで行われたことから、各チームとも開始と同時に積極的に攻撃を仕掛けていました。この大会で上位になった11チームは全国大会の出場権をかけた来月の東北大会に進出することができます。小学生たちは大きな声をかけながら力いっぱいにボールを投げ合い、東北大会への切符を目指していました。

女子モーグル 猪苗代町でも上村ガンバレ!(02月14日)

バンクーバーオリンピックの女子モーグルが行われ、選手たちとゆかりのある猪苗代町からも大きな声援が送られました。猪苗代町では、去年3月に世界選手権が行われたほか、日本代表選手たちがたびたび合宿に訪れていることからモーグル競技への関心が高く、応援イベントの会場には、およそ220人が集まりました参加した人は「やっぱりメダルは欲しいですね」「ドキドキしてます。日本人選手活躍できるように一生懸命応援したいと思います」。メダルの期待がかかる上村愛子選手は、予選を5位で通過し、決勝に臨みます。切れのあるターンでスピードに乗った滑りを見せた上村選手は、2つのエアーも見事に決めてゴール。この時点では2位となり、猪苗代町の応援会場も盛り上がります。上村選手は後から滑った選手に抜かれて結局4位に終わりましたが、会場ではその積極的な滑りを称える声が多く聞かれました。応援した人は「くやしかったけどすごく楽しかった」「ちょっと残念ですけど、一生懸命頑張ったので夢をいただきました。ありがとう」。