【ミニ情報】「チャンネル桜」が「週刊金曜日」記事を〝偏向報道〟と叫ぶ、そのお粗末な中身
『週刊金曜日』(1月9日号)に掲載された「田母神前空爆長や防衛族議員らを呼んで大パーティー 破綻したIT企業トランスデジタルの怪」というレポート。これについては本誌1月15日付記事でも紹介したが、『日本文化チャンネル桜』(水島総代表)は「事実をゆがめられた」、「偏向報道だ」と叫んでいるようである。
http://jp.youtube.com/watch?v=wuol3jzCu9g&feature=PlayList&p=9DCDE99CEA327826&index=0
ところが、番組内で水島氏が語る批判をよくよく聞いてみると、何とも他愛もない内容なのだ。水島氏は週刊金曜日の取材に応えたコメントを削られたと大騒ぎしているに過ぎない。しかも、その削られた部分というのは、「チャンネル桜が制作協力するということで、来られた方(編集部注=自衛隊幹部や政治家を指す)も多かったろうと、責任を感じています」などという水島氏側の〝釈明〟がほとんどなのだ(冒頭右写真の赤字の部分)。これでは削られたからといって「事実をゆがめられた」と大騒ぎするほどの内容ではないことは子供でも分かりそうなものである。
そもそも、今回の水島氏のインタビューは、取材を受ける側が逆にカメラを回すという異例な状況の中でおこなわれた。何故、水島氏側がこれだけ過敏な反応を示すのか。むしろ、そちらの方に興味が引かれる。
最後に水島氏の事実誤認を指摘しておく。同氏のコメントに「朝鮮大学校で教えていた在日朝鮮人」という箇所があるが、「朝鮮大学校を卒業し、朝鮮高校で教えていた在日朝鮮人」が事実である。
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