中国電力は15日、建設中の島根原子力発電所3号機(松江市鹿島町)の取水トンネルを報道陣に公開した。来年12月の運転開始に向け、全体の工事は約8割が終わった。
取水トンネルは全長約230メートル。海面から約10〜14メートル下にある二つの取水口から内径7・6メートルと6・6メートルのトンネル内を毎秒95トンの海水が通る。海水を取水槽に引き込み、発電機のタービンを回す蒸気の冷却に使う。
2008年2月に着工。今年1月に壁面へコンクリートを巻き立て、工事はほぼ完了した。機材などを取り出し、取水槽が完成すれば5月ごろから海水を入れる。
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【写真説明】蒸気を冷却する海水を2つの取水口から取り込むトンネルの分岐点
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