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上村に出身地・伊丹から大声援!伯父「十分です」

メダルを逃し、がっくりの応援団。左手前はうなだれる上村精一さん

◆ 4度目の挑戦もメダルに届かず… ◆  

 悲願のメダルが雨中に消え、また涙がほおを伝った−。モーグル女子決勝がサイプレスマウンテンであり、日本勢メダル1号の期待がかかった上村愛子(30=北野建設)が登場。霧と横殴りの雨という悪条件の下、決勝で小さなミスが出て24・68点の4位に終わった。表彰台までの差はわずか0・75点。冬季五輪の日本女子選手として4大会連続入賞は史上初の快挙ながら、悲運の女王は4度目の挑戦でも表彰台に立てなかった。

◆ 親類縁者をはじめ近隣住民ら約100人 ◆

 上村の出身地・伊丹市(兵庫県)では、親類縁者をはじめ近隣住民ら約100人がテレビの前に陣取り、熱い声援を送った。五輪の応援会は長野、ソルトレークシティー、トリノに続いて4回目と恒例行事。会場となった市立鴻池センターには横断幕が掲げられ、住民らは小旗を手にしてテレビの生中継を見守った。

 上村がスタートすると、コース上のこぶをターンするたびに「ハイ、ハイ、ハイ」と大合唱が起こった。伯父の上村精一さん(61)はメダルを逃した瞬間こそ机をたたいて悔しがったものの「残念という気持ちもあるけど、転倒しなかったのが一番。本当に十分です」と目を潤ませた。いとこの上村玄さん(29)も「世界で4位だからすごい。胸を張って帰ってきてほしい」と拍手を送った。

[ 2010年2月15日付 ]

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