2010年2月16日
岐阜県は15日、2011年度から3年間をめどに始める予定だった一般行政職の県職員の採用凍結を撤回する方針を固めた。12日にあった県職員組合との団体交渉で西藤公司副知事が明らかにした。
同県は10年度から3年間で約1千億円の財源が不足すると見込まれており、財源不足を補うために進めている行財政改革の一環として採用凍結を打ち出していた。
しかし、県職員組合などからは「公務員を目指す人たちの門戸を閉ざすべきではない」「職員の人事構成のバランスが崩れる」などと強い反発があり、撤回を求めて県側と交渉していた。
県人事課によると、10年度の一般行政職員は56人を採用している。11年度以降の採用数などは今年4月の職員採用計画で決めるという。