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大阪・梅田北ヤード開発に影響? 貨物駅機能移転先で遺跡調査

2010.2.15 21:49

 JR大阪駅北側の梅田北ヤード開発に伴うJR梅田貨物駅の移転計画を進めている鉄道・運輸機構国鉄清算事業西日本支社は15日、梅田貨物駅の機能の半分を移転させる吹田貨物ターミナル駅(仮称、大阪府吹田市、摂津市)の建設が埋蔵文化財調査で約2年遅れ、平成25年春に開業すると発表した。貨物駅部分を含む梅田北ヤード開発の2期事業の着工時期にも、影響を与えそうだ。

 同機構によると、建設予定地の吹田操車場跡地では昭和42年に約4ヘクタールの遺跡を確認。周囲の約60カ所を試掘した結果、昨年までに古墳時代から飛鳥、奈良時代の遺跡が予定地全体の約27ヘクタールに及ぶことが判明した。同機構は「事業計画の進捗(しんちょく)に合わせ府教委と協議した結果、建設予定地で全面的に調査を進める必要があると判断した」と説明している。

 梅田貨物駅は当初、平成23年春に吹田貨物駅と百済(くだら)貨物駅に半分ずつ機能移転する計画だったが、吹田の開業遅れにより百済も25年春開業となる。予定地は同機構の所有で、工期の延期による事業費の変更はないという。

 梅田北ヤード開発は先行開発区域(1期)が3月末にも着工し、24年度中にまちびらきを予定しているが、貨物駅部分を含む2期区域については事業者や事業計画が決まっていない。大阪市計画調整局の担当者は「2期区域は計画自体が検討段階なので特に影響はない。まちづくりの準備期間が延びたととらえている」と話している。

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