関連情報捕鯨問題
南極海で日本の調査捕鯨船団の母船「日進丸(Nisshin Maru)」に向けて酪酸入りの瓶を発射しようとする反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」の活動家たち(2010年2月12日提供)。(c)AFP/The Institute of Cetacean Research
【2月15日 AFP】南極海で米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society、SS)」の小型ボートから日本の船団に酪酸入りの瓶が投げ込まれた事件で、「シー・シェパード」は13日、日本船の乗組員がけがをしたのは日本側の反撃による自業自得による結果だと主張し、日本政府の抗議に反発する声明を発表した。
この事件は南極海で11日、「シー・シェパード」メンバーが日本の調査捕鯨船団に対する妨害活動を5時間あまり続けた末に、小型ボートから酪酸入りの瓶を日本船団に投げ込んだもので、酸の飛沫(ひまつ)を浴びた日本側の乗組員3人が皮膚に痛みを訴えるなどの軽傷を負った。
だが、「シー・シェパード」は声明文のなかで、同団体がウェブサイトで公開している映像を見れば、日本人乗組員らが噴射しようとした唐辛子スプレーを、向かい風で自らの顔に浴びたことが負傷の原因だと主張。映像には日本人乗組員が、スプレーを浴びて目をこすっている場面もはっきり映っているという。
事件に関しては日本政府も抗議の意を表明しているが、「シー・シェパード」のポール・ワトソン(Paul Watson)船長は、「設立以来33年間、シー・シェパードは1人の人間も傷つけたことはない」と主張している。(c)AFP
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