相手の腹蹴って退場!闘莉王「お疲れーっす」
<日本・韓国>前半41分、韓国選手の腹を蹴ったDF田中マルクス闘莉王(左から3人目)にレッドカード
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【日本1―3韓国】あふれる闘志で何度も岡田ジャパンを救ってきた男が、試合をぶち壊した。1―2とリードを許した直後の前半41分。遠藤のFKの場面でDF姜敏寿に倒された闘莉王が、相手の腹へヒールキック。プレーとは関係ない場面で、報復と取られてもおかしくない愚行をデロフスキー主審は見逃さず、一発レッド。代表36試合目で初の退場となった闘将は首を横に振りながらピッチを後にし、「お疲れーっす」と話しただけで会場を去った。
岡田ジャパンの41試合で退場者が出たのは3試合目。「1人少ないと余計に一瞬の判断が遅れたらいけない。指示を待っていたら遅れる」と中沢が指摘したように、闘莉王退場後は対応が後手に回って守備は不安定になった。後半から投入されたDF岩政は、昨年10月のスコットランド戦以来通算2試合目の国際Aマッチとあって周囲との連係が合わず、25分にはスルーパスを通されて3失点目。前半33分の失点はPK、39分は約25メートルのミドルシュートが中沢の背中に当たっただけに、中沢は「崩されたわけじゃない」と振り返ったが、簡単に裏を取られるシーンも目立った。
昨年9月のオランダ遠征でオランダとガーナにともに3失点を喫して以降、中沢と闘莉王のセンターバックコンビの連続完封は7でストップ。実力がきっ抗した相手には、岡田ジャパンを支えてきた守備も通じないことが証明された。史上3人目となる代表通算100試合目が散々な結果となった中沢は「ものすごーく悔しい。こういう結果が早めに出て良かった。直前にバタバタするよりは…失敗は何とやら、と言うじゃないですか」と自嘲(ちょう)気味に話したが、本番までチームが集まる機会はあと30日しかない。
【試合結果
東アジア選手権】
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