アフガニスタンの治安維持にあたるＩＳＡＦ＝国際治安支援部隊は１４日、反政府武装勢力タリバンの掃討作戦中に、標的からおよそ３００メートル離れた民家を誤爆し、民間人１２人が死亡しました。

　ＩＳＡＦの声明によりますと、アフガニスタン南部のヘルマンド州で、タリバン掃討作戦中に発射したロケット弾２発が標的を外れて民家に直撃し、民間人１２人が死亡しました。ロケット弾は、標的をおよそ３００メートル外したということです。

　誤爆を受けＩＳＡＦの指揮をとるアメリカ軍のマクリスタル司令官はカルザイ大統領に謝罪し、原因の調査が終わるまで同じタイプのロケット弾の使用を控える方針を示しました。

　この地域では、１３日から大規模なタリバン掃討作戦が行われていますが、カルザイ大統領は民間人に被害が出ないよう細心の注意を払うことを要請していました。（15日02:29）