岡山放送局

2010年2月14日 17時42分更新

岡山県貿易額 2兆円余の減少


岡山県の去年1年間の貿易額は、おととしから続く世界的な景気低迷の影響などで、おととしに比べ2兆円あまり減って、10年ぶりの減少となりました。

水島税関支署と宇野税関支署によりますと、県内の港や空港を利用した去年1年間の貿易額は、輸出額がおよそ8416億円、輸入額がおよそ1兆3691億円で、あわせて2兆2108億円あまりでした。
おととしに比べると、輸出額、輸入額ともに減少し、貿易額全体では2兆107億円、率にして47点6%減って、10年ぶりの減少となりました。
このうち、輸出では主力の自動車が74点4%減って大幅な落ち
込みとなったほか、輸入でも自動車部品が73点8%、原油などが60点6%減りました。
水島税関支署によりますと、貿易額の落ち込みは倉敷市の水島港で特に顕著だということで、「おととしから続いた世界的な景気の低迷で需要が落ち込み、貿易額に大きく影響した」と分析しています。