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この世界で仕事をし始めて18年。昔に較べるとホールの営業スタイルも業界のありようも大きく変わりましたね。とくにここ何年かの変化はすさまじい。オーバーではなく、パチンコバブル期のおいしい思いを忘れられず、従前どおりのスタイルを踏襲し、旧来の経営スタンスから脱却できないでいる企業は縮小・閉鎖そして廃業へとドンドン追い込まれています。
そのなかで当社は、業界全体(市場規模)が縮小傾向にある時代に逆に売上を伸ばしています。自分で言うのもなんですが「改革」の成果がようやく数字として目に見えるカタチとなって現れ始めた。「勝ち組」として生き残るための予選グループはとりあえず通過したかなと思っています。とはいえ、本当の競争はこれからです。
私たちが第一関門を突破できた理由。それは企業としての体質改善です。多くのお客様に愛されるホールをつくるために。そのためにはそれをバックヤードから支える会社の組織改革、新たな経営システムの導入が不可欠でした。就業規則の見直しから始めて成果主義の導入、給与体系を含めた人事評価制度の見直し、そして教育制度とこれまでのものとは大きく様変わりするそれを導入しました。若い人たちの意見もドンドン取り入れました。事実、新制度&システムのなかには若手社員の意見を取り込んだものが多くあります。
正直に白状しますと、それまで制度らしき制度はなかった。正確に言うなら世間一般の制度はありました。また、それで十分にやっていけたからあえて変える必要もなかったというのが実情です。ところが、いまはそうはいきません。世の中の動き、さまざまな時代の要請を反映した現実に即した体制づくりは、生き残るために不可欠のものです。その努力がようやく実を結び始めた、それがいまです。
もちろん現状に甘んじるわけにはいきません。これからも不断の努力で、これまでの何倍以上も大きなパワーをその時代時代に合ったお店づくり、会社づくりに注ぎ込まなければなりません。そのカギを握っているのは言うまでもなく「人材」です。その比重はこれからますます大きくなっていきます。
ホールは「生き物」なんです。お客様はいろんな意味でつねに「動いている」。その動きの背後にあるものを敏感に察知しないと、こちらが意図するところとは反対方向へと動き出してしまいます。別の意味で、そこで働く人たちの考え方や行動もホールという「生命体」に映し出されます。もちろんマニュアルはありますが、それはあくまで基本です。残りの部分は個人の資質と努力に負うところが相当部分ある。それが面白いんです。
若い人たちに期待したいのはドンドン自分の考えや意見を上司に、そして会社にぶつけてほしいということです。イエスマンは必要ありません。若い人だからこそわかる何かがきっとあるはずです。極論すればアイデアだけ、発想段階のものでも一向にかまいません。方法論は一緒に考えましょう。費用の捻出は任せてください。いけそうだと確信できたら、私が何とかします。
そのためには、仕事(パチンコ)を好きになることが大切です。好きになるとは、自分が楽しむということです。それはイコール、お客様の立場になって親身になって考えるということです。自分が楽しめないで、他人を楽しませることができますか?
それができたら、あとは自分で考えたとおりに動くだけ。そんなに難しいことではありません。
私たちはいま、1000億円企業をめざしています。単なるスローガンではありません。それは確かな計算のもとにはじき出された数字です。ホールは「生き物」と言いました。それを動かすのはあなたたち。若い人たちの活躍に期待します。 |
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