夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 200円
▽LL サイズ 1枚 300円
▽A4 サイズ 1枚 800円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は200円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 200円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 300円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 800円
(ラミネート加工は200円追加) |
|
提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
|
映画「コララインとボタンの魔女3D」コンセプト・アート担当
“アニメ界のアカデミー賞”と言われる国際アニメーション協会(ASIFA)主催の「アニー賞」が6日、米ロサンゼルスで発表され、延岡市出身のイラストレーター、上杉忠弘さん(44)=東京都=がプロダクトデザイン賞を受賞した。今月19日から全国公開される映画「コララインとボタンの魔女3D」のコンセプト・アートを担当した。アニー賞では2002年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が4部門で受賞している。
上杉さんは昭和41年1月21日、延岡市生まれ。西小学校、恒富中学校から延岡工業高校を経て、東京の美術学校セツ・モードセミナーで学んだ。女性誌「アンアン」「JJ」などでイラストレーターとして活躍。また企業広告、CDジャケット、映画ポスターなど国内外の幅広い媒体で活動を続けている。
今回、上杉さんが携わった映画の原作は、平成14年に出版されたファンタジー小説「コララインとボタンの魔女」。日本をはじめ30カ国語に翻訳されている。
授賞式に出席した上杉さんは8日に帰国。夕刊デイリー新聞社の質問に答えて、今回の受賞作品について次のように述べた。
「コンピューターで作られたアニメーションが全盛の中、人形を一コマ一コマ動かすストップモーションアニメとして作られた映画です。過去の同ジャンルの作品ではありえなかったほどの複雑な工程で作られています」
「一部コンピューターで制御した動きは極めて滑らかで、特に3D版では、実際にそこにある人形が動いているような感動があると思います」
この小説を大ヒットアニメ映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セリック監督が映画化。上杉さんは、キャラクターとセットのデザインという重要な役割を果たした。
「私が担当したのは、原作を読んで思い浮かんだイメージを具現化する仕事。実写と違ってアニメーションでは、役者や舞台が設定されているわけではありません。それを一から作り、共通のたたき台とするものです」
苦心した点は−−。
「アニメーションの仕事自体が初めてで、しかも海外の作品ですから、自分が描いているものが果たしてちゃんと仕事として成り立っているのか、という不安が常にありました」
セリック監督は、同作品ホームページで「彼の打ち出す世界観は素晴らしい」と絶賛している。上杉さんは「逆にアメリカのアニメーション制作のセオリーから外れたタッチが今回の受賞にもつながっているのではないかと思う」と言う。
ロサンゼルスでの授賞式について、上杉さんは「非常に驚きました。スピーチも考えてなく、完全なアドリブでした」と述べた。
なお、自身が受賞した賞について「美術賞と書かれていることが多いようですが、英語ではProductionDesigninaFeatureProductionでプロダクションデザイン賞の方が正確だと思います」と説明している。
「コララインとボタンの魔女3D」は19日から、宮崎市の宮崎セントラルシネマなどで上映される。