人間の鎖で極右デモ阻止 独ドレスデン空襲65年【ベルリン共同】第2次大戦末期に英軍のじゅうたん爆撃で廃虚となったドイツ東部ドレスデンで、空襲から65年を迎えた13日、極右ネオナチが追悼を利用したデモ行進を計画したが、1万人以上の地元市民らが「人間の鎖」で阻止した。 空襲をナチスのユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)になぞらえ「爆弾によるホロコースト」と主張するネオナチなど約5千人が、ドレスデンの新市街などに集結。 これに反対する市民らは、戦災の象徴・フラウエン(聖母)教会がある旧市内への極右の侵入を阻止するため、人間の鎖をつくったり座り込みをした。衝突回避のため、数千人の警察官が出動。双方の計約30人が拘束され、警官15人を含む計約30人が軽傷を負った。 市内各地では同日、反ナチスのシンボルの白いばらを献花するなどさまざまな追悼行事が行われた。 【共同通信】
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