実践 DTM・楽曲制作 創作編 3
さてさて・・・それじゃ実際に作りながら順を追って説明していきますが、
唐突に音楽理論などなどを持ち出したり組み込んだりしたら見てる人にとって意味不明になりますので、 とりあえず【コード進行・ボイシングという概念が全く存在しない※全く考えない】という視点で、 (つまり、主旋律から作られた1/2小節のアルペジオ+アルペジオトラック※音源1つしか使わない) まず簡単な説明の方から話を続けたいと思います。(どのみち、そこから先はボーカル作った後の話なので)
まず進行やボイシングを考えた変化+転回+ノート縮小などを全く使わずに基礎を作るって事になるのですが、
【どこから作るのか?】というと「サビ部分の分解・アルペジオ化・もちろん保管しておく」から始めます。
大抵の場合、イントロや間奏はサビから作られており(全くサビと違うものでも、ほぼサビから作られている)
曲中で最も使えるアルペジオや、その曲ならではのドラムの打つタイミング、 その曲の基本的〜代表的な成分となるものも、その多くはサビの中に既にあります。
音楽にはテンプレ的な「こういうコード進行が良い」とか「ドラムは、こういう叩き方が基本」とか、
「こうすれば、こう聞こえる」とか所謂「お決まりのもの」やら「お決まりの旋律取り」とか、 予めキレイに作れる・○○風に聞こえるという前提の豆知識というものがありますが、 これらを多用すれば楽と言えば楽ですが、自分の曲らしさというものを代償として支払う事になります。
そうなってしまうと、かな〜〜〜りJ−POPにおける形骸化の問題と同じことをする事になるので、
ほぼ「当たり前の基本」と言えるものは守りつつ、その中で自分の作った曲らしさを持ってくるためには、 自分の曲を分析する必要があるわけです。テンプレっぽい曲作りにならないようにという配慮です。
あと、主旋律を作る方を先にやってしまいたいとか、そういう場合は先に主旋律を作っちゃいましょう。
余裕がある時は同時にやっているのが効率良いのですが、なかなか創作はそう思い通りには行かないですし。
たま〜に他の作業をやっている途中にネタを思いついて、そのままネタを忘れる事もしばしばありますので、
その辺はその時々で臨機応変に。。。MIDI化したら逃げはしませんが、良い思い付きは早く残さないと 頭から消えますので。。。その場合はアルペジオ化・分析を後に回して、先に思いついた旋律を 一早くMIDIデータとして残すのが先決です。 (実質、仕事中にネタが浮かんだ時なんて最悪(−−;これでどれだけの数の曲のネタを失っているか)
で、そんなこんなで、ホイwとりあえず1番の主旋律できたおwww
・・・・・・歌詞であれだけバカみたいに躓いていたのが、まるでウソのようだ・・・(−−;
やっぱり自分の得意分野は第一に尊重してあげましょう。今更なことですが。。。 若干、歌詞を変える羽目になりますが、作ってる最中にサビがしつこい事に気付いたので削りました。 歌詞の修正版の方は後ほど紹介します。
さてさて、私用で説明を怠ってはいけないですね。それでは説明再開。
ちなみにアルペジオトラックにてイントロのラフを作り、その先の全体像も想像しておくわけですが、 ラフはラフなので気を遣わないで気楽に作れば良いと思います。
あくまで伴奏付けの本番はボーカルに歌わせて、それに合わせていく時以降の話なので、
「アレンジはこんな感じにしようかな」という、ショッピングで言う「試着程度」の気分で構わないです。
・・・・・・なになに???もっと少し踏み込んだラフを作りたい・・・?
そういう人はアルペジオトラック1でサビのアルペジオを使って大体のイントロの予測の形を完成させた後に、 さらにそれの補助になるアルペジオを選んでアルペジオトラック2に入れてしまいましょう。
そうすれば、ほぼ「この曲のイントロとは、どういうものなのか?」と、
「この曲の性質とは、どういうものなのか?」というものが見えてきます。 それでも尚且つ余裕のある人は間奏のラフも作ってしまいましょう。 (当方は、今回はショートバージョンという事で、間奏などはないですが。。。)
その「どういうものなのか?」に合わせて、足りない部分の「繋ぎ」を作ったり、
コード進行とボイシングを加えて、完成させていくわけですが、その話はややこしいので、 現段階では割愛しますね。(折角簡単に書いているのに、そのせいで分かり難くなったらイヤだし)
それじゃ、次は・・・
ですよね〜〜〜。
ウチの歌姫をデビューさせてあげなきゃ。
つうか、この絵を見て思い出したが、今日はバレンタインデーか・・・・・・
・・・・・・主にニコニコ動画の方から、なんか
って大人数の声が聞こえ(ry・・・(−−;
・・・・・・・・・(−−;;;;;;
そういうわけで、次は「みっくみくにしてやんよ」のコーナーです。
お楽しみに(^^v |
守るべき風景・情景から主旋律を(同時に鳴っている音を織り込みながら)スケッチ↓
旋律を共通化しつつ同時に鳴る音を復元&探りながら打ってゆく(音で把握)↓
徐々にコード・ベースの音が最適配分されてゆく(これが一番時間かかる)↓
やってるうちに楽器配分などアイデアも出てくる↓
アイデアの同時実験↓
サウンド味付けでリアル化(疲れてても活力が戻ってくるw)↓
できかけでも暫定UP(笑)
みたいな?
#実際には,はっきりとした区分けは無く,混然一体にクルがままだったりw
#クルということは,曲を作る理由があるということ.コナイのは,その逆.
コナイのに良い曲が作れようハズも無いのでした。。。(?)
#というか,曲を【作る】と言うこと自体に違和感ありw
正しくは「必要を具現化する」ではないかと.
2010/2/14(日) 午後 0:13
多分、感性による作曲では、刑事さんの右に出る人は
なかなかいないと思う。。。(^^;
いつか、私も理論や手法だけじゃなく、
そこまで理解できる人間になりたいものです。
(まぁ、それは常人に理解・解釈できるような世界観じゃないから、
※完全にそこまで行くとアート・芸術家・偉人の精神の世界なので。
音楽館の説明としては使えないですけど、極めて重要だという認識は分かります)
2010/2/14(日) 午後 1:19
結局、全ては「クルか?コナイか?」ですもんね。
音楽の創造も、美術の創造も、、、創造という創造のほぼ全てが。。。
理論や知識ってのは、それを具現化する少々の補佐的役割・微量な補助に過ぎないですからね。
刑事さんの仰っている事が「創造する」ことの基本中の基本であり奥義なのだと思いますよ。
まぁ、それを極めるため(自分で悟って、しかも他人にも諭せるレベル)には、
並の人間だと十数年は軽く掛かると思うところもネックだが(^^;;;
自分の想像を素直に創造として日々生み出し続ける中で悟っていくしかないですね。
2010/2/14(日) 午後 1:29
また、折角「キタ――――(・∀・)――――――――」
と思った時に、ちゃんと形に残せなかったら、
本当に「全く同じもの」が作れないですものね。
これはブログの記事がIEごと飛んだ時もそうでしたが、
書いた本人でも先程と全く同じ文章なんて書けない・・・
創造することって一期一会なんですよね。
だからこそ、その時その時に自分が思い描いたものを
どれだけ大切に出来るか、、、に全てが集約されるのでしょう。
2010/2/14(日) 午後 1:46
ちなみに余談ですが、キューベースに付属の「bariオーディオ」は
音や鼻歌からMIDIを抽出できることが出来るみたいなので、
フィナーレ2010を買う必要がなくなりました。
また、もし刑事さん・GinさんもMIDI環境がない場所で何かを思いつかれたら、
音階が聞き取れる音や鼻歌だけでも録音さえしてもらえれば、
その音声からこちらでMIDIデータ化できるようになってますので、
もし「MIDIには出来なかったが、音声で残す事は出来た」という事がありましたら、
遠慮なくメッセなどでデータを送ってください。MIDIデータ化してお返しいたします。
・・・私も、早くデジタルレコーダーを買って、
いつでも発想を録音できる体制を取らなきゃ(^^
2010/2/14(日) 午後 1:55
必要とされる音が定まった以降のプロセスは人に説明することも出来る筈ですが…
そんなことよりも【その曲が必要なのか?】を私は【曲の命】としますね。
「必要でない曲は無い」とか極論する人も居るでしょうが、
良曲が埋もれるほど、どーでもええテーマの曲が溢れているならば、
後者のような曲は(邪魔にするらなるので)極力つくらないほうが良い(キリッ
というのも持論だったり。(笑)
>MIDI環境がない場所で何かを思いつかれたら
一般的には、五線譜を引いたネタ帳を持ち歩くだけでも十分ではないかと…。
携帯のボイスレコ機能とかもアリ?
#私は日常的にビデオを持ち歩くので,最悪はビデオに録音する(笑)
#過去の録音スケッチは可也あるので当分は困らない(笑)
録音の耳コピくらいは自力で問題なしですが、
高性能パソが無いと実現しない創作は、じつは結構あったりorz
#耳コピが出来ないと,脳内アイデアを鍵盤演奏に変換できないことになるので,
鍵盤を使う創曲をするなら耳コピの練習も必須ではないかと.
2010/2/14(日) 午後 2:26
ああ、そうそう。
Microsoft、『Windows XP』に障害発生でパッチを配信停止
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1109289&media_id=94
>公開後、すぐさま XP ユーザーの間で問題が発生し始めた。
システムが際限なく再起動を繰り返し、いわゆる「死のブルースクリーン」(BSoD) 障害が発生するという深刻な問題だ。
こんなニュースがあるので、XPを自動更新にしている方は要注意!
KB977165 という更新で問題が発生するようですが、調査中らしいです。
2010/2/14(日) 午後 2:31
>耳コピが出来ないと,脳内アイデアを鍵盤演奏に変換できないことになるので,
>鍵盤を使う創曲をするなら耳コピの練習も必須ではないかと
そうですね。
自らへの重要課題として踏まえておきます。
>XPの件
怖っ(−−;;;
気を付けておこwww
そんな地雷みたいなパッチ踏んだら
泣くに泣けないですね。
2010/2/14(日) 午後 2:39
>高性能パソが無いと実現しない創作は、じつは結構あったりorz
ですよね〜(−−;
人の感性に機械が勝つ事はなくとも、
機械の利便性・多様性に人が勝つ事もない。
そこは一長一短ですからねぇ。。。
デジタル中心+スピードとクオリティの両立などを考えると、
感性と利便のどちらが大切とか、もはやそういう次元の話じゃなくなってきますので、
柔軟性を持って考える他ないですね。
また昨今のソフト自体が非常に重いですからねぇ。
CPUの高性能化や移り変わりも速いし、
非常に目まぐるしい業界なのだと思います。
2010/2/14(日) 午後 2:46