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興亜観音の由来 3 【伊丹家の系譜】 | ||||||||
興亜観音は建立以来、松井大将より堂守に任じられた伊丹忍礼、妙真夫妻により戦後も永く支えられて来ましたが、昭和60年・平成2年と相次いで他界されました。遺された三姉妹が遺志を継いで住職をしておりますが、長女妙徳尼は老齢、次女妙洸尼は病弱により、三女妙浄尼が代表として興亜観音をお守りしております。妙浄尼は小さなお身体ながら、芯の確りしたご性格で、また我国に対する歴史観についてもよく勉強をされています。 三姉妹にはお子がない為、数年来伊丹家の執事を勤めていた早川靖彦が僧籍を取り(平成15年7月)、妙徳尼の元へ玲子夫人と共に養子として入籍しました(17年1月=現伊丹靖明夫妻)ので、当面の後継問題は落ち着いています。 なお伊丹靖明は京都の竹芸家四代目早川尚古斉(=重要無形文化財保持者)の跡取りとして生まれましたが、強度の左利きの為道具の問題等もあり、自分は後を継げないと若くして修行を断念、以後建設業等に転じ現在に至り、伊丹家の生活を支えております。竹芸技能は靖明の従兄弟である五代目早川尚古斉(=人間国宝)が継いでおります。 |
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【早川靖彦に関する不穏な噂について】回答いたします。 ⇒ [お問合せと回答のページより | ||||||||
本山が「守る会」を絶縁して以来、はや三ヶ月になろうとしています。本ホームページをご覧になった方等、事実を知って頂いた皆様のお陰様をもちまして、お山も落ち着きを取り戻し、現在は奉賛会の再立ち上げに邁進しているところです。 一方で、事実を知られたことによって日々不利になった「守る会」執行部は、早川靖彦(現伊丹靖明責任役員)に関する不穏な噂を流布して、本山に対する妨害行為をしているようであります。伊丹靖明は放って置く方針でしたが、今回は些か悪質ですので、この機会に此処に説明致します。 この不穏な噂とは、早川靖彦はY組のヤクザであるとするものであり、これが出て来たのは今回で三度目です。 先ず平成10年、当時早川靖彦は建設業会社の社長として、本山の修繕工事等を請け負うようになりました。その時に、守る会内部において270万円の使途不明金が税理士により指摘され、守る会はこれを「早川に支払った」として逃れようとしましたが、早川は勿論断固抗議しこれを退けました。 一方でこの頃、守る会は興亜観音の将来を案じてのこととは言え、伊丹家をお山から追い出して若い男性僧侶(=ある役員の身内)を後に据えようとしました。本来この問題は伊丹家が決定することですが、守る会はこれを伊丹家に無断で進めようとしたために、伊丹家三姉妹はこれに抗議し、お山を下りて、約1年間に亘り湯河原に居住して、守る会からの堂守料も受取を拒否して、此処から通いながらお山を守っていました。この1年間の伊丹家の生活を支えていたのが早川靖彦夫妻でした。 守る会にとってはこれは予想外のことであり、先ずやろうとしたことは早川の排除工作でした。早川は仕事柄その筋の人達と付き会わなければればならないこともあり、時にはその種の人物がお山に来ることもありました。守る会はこれらを理由にして、使途不明金についても煙たい存在である「早川はヤクザである」更には「伊丹家を湯河原に監禁している」等とまでの流言飛語を守る会内部等に広く吹聴し始めたのです。これには念が入っていて、守る会々員で公安警察関係者を使い、お山に調査にまで行かせました。結果はY組に早川という男は居るが年齢が若い別人であることが判明しました。この後、守る会内部にも居た良識派理事等の協力も経て、伊丹家はお山に戻ることになったのです。なお、靖明氏は大柄な身体つきに厳つい風貌で、本人は「私はこれで損しています」と朗笑しています。以上が最初の噂流言事件の顛末であり、本来これで全ては終わっているのです。 それから後、平成18年前半頃までは、伊丹家と守る会との関係も良好であり、この間に、守る会のご協力により多くの修繕事業や庫裡の再建等も出来ましたことは、本当に守る会のお陰であります。一方早川靖彦も、自ら1,600万円の工事代を自腹で負担したり等の功績で、守る会々報17号・20号等で特筆されて評価されています。何処の世界にこんなことをするヤクザがおりますか。 しかしながら、18年の守る会総会で「中村粲会長・奈良事務局長」体制になってから、お山を巡る情勢はおかしくなりました。その後の経緯は、既に本HP別ページにてご説明どおりです。この過程で、平成20年3月の守る会と熱海興隆倶楽部との会合、その後4月のお山から倶楽部に対する入山禁止通告等が重なる中で、倶楽部と守る会奈良事務局長等による「ペット霊園」計画には断固反対である伊丹靖明に対して、10年前の「早川はヤクザ」という噂が、主として倶楽部の会員(○○教団員)と思われる人達から世間に流されるようになりました。奈良氏等ペット霊園推進派理事がこれに論拠を与えていたかも知れません。以上が二度目の噂の流布です。 さてお山伊丹家としては、倶楽部を絶縁し一件落着かと思いきや、中村・奈良体制は、絶縁した倶楽部の会長加藤芳丈を「守る会」の理事に就任させました(平成21年5月総会)。これにより伊丹家は、倶楽部の野望は消えていないことを確信したのです。 その後の経緯は、【興亜観音問題の本質】に明らかなとおりです。中村氏はお山からの面談申し入れを悉く拒否、奈良氏もこれを拒否し続けた為に、本山は已む無く9月1日付を持って守る会を絶縁したことは既に周知のことです。 さてしかし、これにより今回三度目の「早川はヤクザ」キャンペーンが始まりました。第一回目は守る会が仕掛け、第二回目は倶楽部が仕掛けました。そして今回は、守る会の執行部と倶楽部とが協同してかどうかは知りませんが、お山は双方からの悪評攻撃を受けていることは間違いありません。「靖明は妙浄尼をお山に監禁し参拝客からの奉仕料等一切も靖明が独り占めしている」更には「刻銘石版事業の余剰金を持ち逃げした」などという、調べれば直ぐ判ることであり、お山に来て妙浄尼にも会って貰えば解るようなことを、主に奈良氏執行部周辺から発信されており、これを増幅している役員もいる形跡が濃厚であります。 以上で判るとおり、今回の流言も10年前に既に決着が付いていることです。責任役員会が本山の決定として「守る会役員6名の無期限入山禁止」を実名で公表しているのもこの様な理由があるのです。特に奈良氏、貴方は守る会の事務局長として靖明氏がそのような人物でないことは知っている。知っていながら自らの不始末を隠す為に周囲にはウソを言い散らしています。 さて私は、本年5月より奇遇によりお山に関わることになりました。この半年、妙浄尼と相談しながら靖明氏と共に仕事をしながらの合間に、ガソリン以外は何でも飲む等ユーモアセンスも持つ靖明氏とも語り合う中で、靖明氏の人柄がよく解りました。靖明氏の書く文章は論旨もしっかりしており品位もあり、また深い教養にも裏付けされていることが感じられます。おそらく若い頃からのお父君の下での厳しい修行が半端なものではなかったことが伺えます。強度の左利きで竹芸家の五代目を継げなかった無念もあるでしょうが、一言もそれを愚痴るようなこともしません。こんなヤクザが居たら、どうにも表彰状の書きようもありません。 妙浄さまは、これらの風評にもお心を痛め、剃髪をされました。妙浄さま・靖明氏がしっかりしておられたからこそ、現在までお山は守れたのです。しっかりした人物だからこそ敵にとっては邪魔なのでしょう。中村粲殿、奈良保男殿、貴方達はお二人に対して恥ずかしくないですか。 以上 平成21年11月17日 礼拝山興亜観音責任役員会議長 黒岩 徹 |