トホホ…“誤報出動”で消防車横転、高速混乱
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阪神高速北神戸線下り線の新唐櫃トンネル内で横転した小型ポンプ車(兵庫県警提供)
Photo By 共同 |
神戸市の阪神高速道路で13日、119番通報を受けて火災現場に向かう途中のポンプ車が横転。この事故を見た別の車から新たに119番通報がある騒動となった。
小型ポンプ車が横転したのは、神戸市北区の阪神高速北神戸線下り線の新唐櫃(しんからと)トンネル内。乗っていた消防士4人にケガはなかった。
兵庫県警高速隊などによると、ポンプ車は神戸市消防局北消防署所属。通行人からの「山の中腹から火が見える」との通報を受け区内の火災現場に向かう途中、トンネル中央付近で左側を下にした格好で横転した。車体は片側2車線の進行方向をふさぐように横たわり、通行中の車が「消防車が横転している」と119番通報した。
トンネルは一方通行で見通しの良い直線道路。右側の壁に車がぶつかったような跡があることから、兵庫県警は運転手の消防司令補(45)がハンドル操作を誤った自損事故とみて、詳しい原因を調べている。
火災現場には別の消防車が駆け付けた。しかし、近隣住人が枯れ草を燃やしていたのを火事と勘違いしたようで最初の119番は“誤報”だった。
この事故で、からと東〜からと西間の約2・4キロが1時間45分にわたり通行止めとなるなど、週末の高速は混乱。神戸市消防局は「消防車両の事故はあってはならないこと。原因を究明して再発防止を徹底する」とコメントした。
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