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【金曜討論】外国人参政権 北脇保之氏、亀井静香氏 (3/4ページ)
このニュースのトピックス:外国人参政権
≪北脇保之氏≫
社会安定と発展に必要
−−なぜ永住外国人に地方参政権を付与すべきだと考えるのか
「浜松市はブラジル人が最も多い町で、定住化が進んでいた。彼らが日本社会に参加し、生活することは当人にも、日本社会が安定し発展するためにも必要だ。今まで日本の外国人受容は、社会参加の方向に行っていなかった。地方自治は住民が担うもので、永住外国人の意見も反映させたほうがいい。外国人の権利を向上し、社会参加を進める社会統合政策の一環として参政権は認めるべきだ」
〇国籍取得とは区別
−−帰化で参政権は得られる
「参政権と国籍取得は、別々に考えた方がいい。日本国籍を取得したくない人も、地方自治体住民だ。自治体の施策決定段階に、外国人が参加することで責任を感じ、構成員の役割を果たせる。外国人が多数いる中、彼らとともに地域社会を作るべきだ」
−−参政権には主権問題が絡む
「現状では地方参政権に限り永住者に付与するのが適当だ。国政参加は主権との兼ね合いで問題だが、地方自治では国民以外に参政権を認めても違憲ではないと平成7年、最高裁判例でも出ている」
−−国政と地方政治は密接だ
「国と地方自治の関係で問題になるのは周辺事態法だが、緊急事態で地方自治体は住民の生命を保護しようとするわけで、国籍で差別しない。今、いろいろな党が提案しているのも選挙権であって被選挙権ではない。外国人参政権は立法政策の問題といわれているのだから、現状に合わせ、限定した形で認めればいいと思う」