(新) 日本の黒い霧

日本航空123便ジャンボジェット機墜落事故の真相、その他の未解決事件、改竄された歴史について考える。

JAL123便墜落事故−真相を追う−そしてミサイルは発射された(9)

2009-12-09 23:59:59 | 日記
物証の提示をモットーとしている当ブログですが、今回は推論に拠るところが多いことを予めお断りしておきます。あくまでも可能性の高い仮説の一つとしてお考えください。

さて、事故現場でどうもミサイル類が飛び交っていたようだということは、前回の「そしてミサイルは発射された(8)」で報告しましたが、ここまで物証が多岐に渡っていると、発射母機や発射対象が何であったかを特定するのがかえって困難です。そこで、弾頭形状が割合はっきりしている、第3エンジンに突き刺さっているこの写真(写真1)の物体に絞って考えてみたいと思います。


写真1:第3エンジンの写真


■本当に第3エンジン?疑問に答える

論証の前に、コメント等で指摘がありました、これが本当にジャンボジェットのエンジンなのか?という疑問の声にお答えしたいと思います。「オバマ大統領訪日に寄せて」でRC-135がどうやら墜落しているようだとお伝えしたので、このエンジンがRC-135のものなのではないかという疑問が生じても当然です。写真を見る限り、手前の人物の身長と比べてもエンジン径がずいぶんと小さいように見えます。

実は、当初、私もこれが本当にジャンボジェットのエンジンだったかどうか疑わしく思っていました。そこで、指摘を受けて改めて調べてみたところ、やはりこれは、ジャンボのもの、というよりは、RC-135のものではないだろうという結論に至りました

まず基礎データとして、2つの機種で採用されているエンジンモデルとエンジン径を掲載します。

   B747: P&W JT9D系 約2.3m (モデルにより数センチ程度異なる)
  RC-135: P&W TF33系 約1.0m (ただし、軍機なのでカタログ通りとは限らない)

これに写真の分析を加えると以下のように判断されます。

(1)全身が写った写真の人物を身長170cmと仮定した場合、写真画像の投影面と同一平面上で長さを比較したとしても、エンジン径がたった 1mというのはちょっと無理があるでしょう。しかし、それでも2.3mにはちょっと足りないのではないか?

(2)この写真は深度を深く設定しているため、遠近感がはっきりしません。斜面の上から見下ろして撮っていることはわかりますが、エンジンがどれくらいの距離だけ斜面を下ったところにあるのか、よくわからないのです。幸い、肩から上だけ写った人物が最前面にいるので、だいたいの傾斜角が予測できます。図1を参考にしていただければわかるように、エンジンの上端が、全身が写っている人物の足元より低い位置に落ちていれば、2.3m径のエンジンでも、投影面上での見かけの高さはその人物の背丈と同じ位になり、写真1と同じ構図を構成します。


図1:エンジン径の検証

(1)(2)より、サイズに関してはジャンボのエンジンである可能性が高いといえるでしょう。もちろん、他にも墜落機が存在している可能性がある以上、微細な部分の検証は必要でしょうが、さすがにこれ以上の解析はエンジン整備士としての知見が必要です。ここではJAL123便のものと仮定した上で論証を進めます。


■B氏を唸らせた物

毎度同じお馴染みになりました、国際軍事評論家のB氏ですが、実はこの方も昨年2008年の秋口までは、JAL123便については単なる事故だと思っていたのです(「それでも軍事評論家か!」というツッコミはとりあえず抑えておきます)。夏頃に私がB氏に世間で流布されている各説を説明した時も、「事故以外の原因があったのなら、当時(*1)、私の元に情報が絶対に届いているはず。だから、それは事故だと思いますよ。」といった具合で、全く取り付く島がありませんでした。

秋になって、何とかB氏に見ていただいたのが写真1です。この写真を見た瞬間、B氏は目を剥いたまま沈黙してしまいました。その沈黙を破って出てきた最初の言葉、それが
「ファルコン・・・・」
だったのです。

[*1] B氏が公務で軍事・政治の情報収集活動を行っていた頃です。その後の調査で、事故犠牲者の中に遠縁ですがB氏の関係者が複数含まれていることが分かり、B氏が意図的に情報を知らされなかったことが明らかになりました(調査対象に関係する人員は、メンバーから外すのが情報収集の世界では鉄則ですし、まともな民間企業でも個人的な利害関係者をプロジェクトに加えたりしないでしょう)。


■「ファルコン」とは何か?

さて、その「ファルコン(Falcon)」ですが、米国ヒューズ社(現レイセオン社)が開発、生産している空対空ミサイルのことです。様々な派生型があるのですが、まずは写真2をご覧ください。B氏によると、突き出したこのミサイルの弾頭形状は、自衛隊が採用しているスパローやサイドワインダーなどではなく、明らかにファルコン系列のものであるということです。


写真2:米国ヒューズ社のミサイル群(ジェーン年鑑より)

上の写真を見ると、確かに AIM-4,AIM-26,AIM-47 辺りはそうかなぁと思いますが、私の鑑識眼では断定までは難しいです。ここはとりあえず、B氏の主張と解説に沿って進めます。


写真3:(左)AIM-4F、(中)AIM-26、(右)AIM-47A

さて、この2つのミサイルの断面の径を比較すると、AIM-4と26の径は28cm、AIM-47Aの径は33cmです。写真1に写っているエンジン径が2.3mということ、衝撃のため多少変形していることを考慮すると、どちらも可能性はあるでしょう。しかし、AIM-47Aの開発が公式記録上はプロトタイプで終わっていることや、長距離(210km)射程用であることを考え合わせると、AIM-4、AIM-26の方が、被写体である可能性が高いと言えるでしょう。よって、この先の解説は基本的に AIM-4またはAIM-26を念頭に置いて進めます。

なお、第3エンジンへの突入物のものか、AIM-4/26のものかどうかまでは断定できませんが、炭素繊維(CF)を基材とした破片で、ミサイル弾頭のシーカー部(先端センサー部分)の外装と思われる物証を、写真4に掲載します。CFは強度・耐摩耗性に優れていることから、主にミサイルのシーカー部に用いられます。一方、側面にはジュラルミンなどの金属が使われます。これを見つけたS氏によると、落ちていたのは、第3エンジンの発見位置からは多少離れた場所(*2)とのことです。


写真4:ミサイルシーカー部の外装破片、無数の細かい小さな傷が気になる
  (精密な物性検査はまだ行っていませんので、現時点においては、
   B氏が実物を手にした上での推定としてご紹介します)

[*2] 最近、民間偽装の自衛隊関係者と思われる方々がS氏の通った跡を徹底的に回収しているようです。現物確保の観点から、具体的な場所については、それが必要な場合を除いて当ブログでは情報を掲載しません。


■「ファルコン」が示すもの

このミサイルが「ファルコン」であることと他の空対空ミサイルであることの間には、一般に想像する以上に大きな隔たりがあります。まず「ファルコン系」ミサイルとは、単にミサイル単体を指すのではなく、正しくは、(1)ミサイル本体、(2)発射母機(戦闘機)、(3)地上管制を含めたミサイル要撃システムのことを指すと言っても過言ではありません。また使用対象も、対戦闘機というよりは、対爆撃機(大型機)用に開発されたものです。


図2:ミサイル要撃システム

要撃システムに深く組み込まれている点から、写真3のミサイルを「ミサイルだけ売ってください」という訳にはいきません。地上レーダーや戦闘機を含む運用システム単位の導入が求められるのです。つまり、後から航空自衛隊のF-4EJに取り付けたいといっても、基本的にそれは無理だと言えます。このように、それなりに大仕掛けなシステムなので、その性能および役回り、そして導入コストは自衛隊のスパローやサイドワインダーとはかなり異なると考えて良いでしょう。

基本的な特徴としては、

 ・ホーミング方式:赤外線熱感知、セミアクティブ併用
 ・炸薬量:サイドワインダーやスパローのだいたい倍量(通常弾頭の場合)

また、1985年当時における空対空ミサイルの起爆タイミングは、無理に命中直撃を狙わず、敵機近傍で爆発して、何かしら確実にダメージを与える「近接爆発」の方式をとるのが主流でした。ただし、ファルコン系列には、「直撃」が可能なら自律的にそちらを選択する、当時としては優れたコンピュータシステムが導入されており、直撃弾の不発弾頭が発見されたということは、それだけで、ファルコンが投入されたことを疑う理由の一つになり得ます。

以上、簡単に「ファルコン系」で一括りにしてしまいましたが、実際には多様な発展型・派生型があり、必ずしも全てが上記の説明通りでないことだけはお断りしておきます。ここでは、あまり細かい事ばかりばかりでもうんざりでしょうから、「ファルコン」はちょっと高級な空対空ミサイルだと理解しておいてください。そして、日航機事故と関る大事な点として、次の5点を指摘しておきます。

 (1)当時ファルコンの発射母機となり得る機種は限られる
 (2)ファルコン要撃システムを導入していた国は極めて限定的 (軍事機密が多い)
 (3)日本の自衛隊はファルコン要撃システムを導入していない(高価すぎ)
 (4)AIM-4の場合は赤い(オレンジの)塗装を施しているものがある(写真3)
 (5)AIM-26にはA,B 2つのタイプが存在し、Aタイプは核ミサイルである

ここからさらに次の類推が生じます。

A:(1)〜(3)より、日本の上空においては、米国籍の限られた機種のみが、
 ファルコンの発射母機として考えられる。
B:(4)については、「そしてミサイルは発射された(3)」の赤い破片との関係が疑われる。
C:(5)からは、撃墜時にを使用した可能性が生じてくる(*3)

やっと、ここにたどり着きました。Aの戦闘機こそが「謎の黒い戦闘機」として、日航機墜落に大きく関っていると、私が予想しているものです。Bについては、まだ充分な確証となっていませんが、これまでの自衛隊標的機説に代わって、「垂直尾翼に付着したオレンジ色の塗料」なる証言を説明する鍵になるのではないかと考えています。そして、最後のCこそが、ミサイル発射の検証を完結させる上で言及を避けて通れない、たいへん重大な意味を持つトピックであることは、賢明な読者の皆様は早い段階でお気づきでしょう(*3)。

以上、長くなってしまったので、申し訳ありませんが、「謎の黒い戦闘機」の詳細については次回に持ち越しとさせていただきます。

[*3] ファルコンが搭載する核ユニットは 約15cm立方内に収まり、事故当時、世界最小の小型核弾頭であったことを、情報として付け加えておきます。

* * *

このブログの原稿を書いていた本日午前11時頃、ヘリコプターが低空でゆっくりと私の自宅の真上を通過していきました。今日に限らず、ここのところ、やけに頻繁にヘリが上空を通過します。こんな活動をしている以上、どちらからどんな目的で派遣されたかまではいちいち詮索しませんが、近所迷惑なので、そこのところ、よろしくご配慮をお願い申し上げます。それから、現場調査の帰り、片輪だけタイヤの空気圧を減らされ、S氏が事故を起こしそうになりました。本人が危険なのはもちろん、他車を巻き込む危険がありますので、こちらもお止めください。そろそろ、公費を使ってこんなことを繰り返す愚かしさに気がついてください。

ET VIDI ET AUDIVI VOCEM UNIUS AQUILAE VOLANTIS PER MEDIUM CAELUM DICENTIS VOCE MAGNA VAE VAE VAE HABITANTIBUS IN TERRA DE CETERIS VOCIBUS TUBAE TRIUM ANGELORUM QUI ERANT TUBA CANITURI

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10 コメント

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低空ヘリコプター (321wakabamark)
2009-12-10 12:10:23
ケムトレイルってご存知ですか?
航空機などからさまざまな物質をばら撒くんです。
ウィルスやらも。
低空ヘリコプターが何か散布することもあるかもしれません。どうぞお気をつけて。
やっと分かる (747)
2009-12-10 13:05:48
このブログの内容を先読みしたかのような事が、あるブログのコメント欄にありますが、d01さんとは管理者さんだったんですね。
Unknown (百千万)
2009-12-10 22:13:37
JAL123はひょっとしてケムトレイラー改造機の最初期型の実験機で、その加圧タンクが爆発したのじゃないのか?などと考えていたことがありました。しかし時代的に早すぎますからね。

いずれにしろ事故ならそこまで隠蔽はしませんね。
隠せば隠すほど、故意に撃墜されたことがバレバレになってしまいます。
ヘリコプターの多さは異様! (アマテラス)
2009-12-10 23:39:41
123便が西の山の方に飛んで行くのを目撃した埼玉深谷の農夫ですが管理者の熱意には敬意を表します。8月頃はケムトレイルの多さにあきれるくらいでしたがこの1ヶ月くらいはヘリコプターの多さは異様です。低速で低く飛んで戻ってきたりと一体なにをしようとしているのか不気味です。軍用のものが多いようです。管理者をねらったものではないような気がします。でもくれぐれもおきをつけてください。
それから御巣鷹山には二度登りました。遺族の家族のつきそいと、一年後慰霊のため昇りましたが被爆しているのではと気がかりです。
TOWが刺さっているのでは (123)
2009-12-11 11:56:32
第3エンジンに刺さっているファルコンはTOWではないでしょうか。
参考 (百千万)
2009-12-13 01:46:51
直接の関係はありませんが。
エコノミック・ヒットマンが語るアメリカ帝国の秘史 
前編 http://video.google.co.jp/videoplay?docid=-6965766965810116122&hl=ja
後編 http://video.google.co.jp/videoplay?docid=6678906203068893415&hl=ja
おろしやにあがりておりた極悪の悪神、愈々神の国に攻め寄せて来るぞ。 (123)
2009-12-15 17:43:42
http://13.pro.tok2.com/~space-age/sunmoon/123_07_sun/sun_07_220.htm
日の出の巻 第07帖 (220)
 おろしやにあがりておりた極悪の悪神、愈々神の国に攻め寄せて来るぞ。北に気つけと、北が愈々のキリギリざと申して執念(くどう)気つけてありた事近ふなりたぞ。神に縁深い者には、深いだけに見せしめあるのざぞ。国々もその通りざぞ、神には依怙(えこ)無いのざぞ。ろしあの悪神の御活動と申すものは神々様にもこれは到底かなはんと思ふ様に激しき御力ぞ。臣民と云ふものは神の言葉(こと)は会得らんから悪神の事に御とつけるのは会得らんと申すであろが、御とは力一杯の事、精一杯の事を申すのであるぞ。何処から攻めて来ても神の国には悪神には分らん仕組致してあるから、心配ないのざぞ、愈々と成りた時には神が誠の神力出して、天地ゆすぶってトコトン降参ざと申す処までギュウギュウと締めつけて、万劫末代いふ事聞きますと改心する処までゆすぶるから、神の国、神の臣民 心配致すでないぞ、心大きく御用して呉れよ、何処に居ても御用してゐる臣民助けてやるぞ。十二月六日、ひつ九か三。
Unknown (Unknown)
2010-01-01 21:02:48
貴殿の情報ソースがどこからのものか不明ですが、
事実誤認があるため指摘させて頂きます。

>A:(1)〜(3)より、日本の上空においては、米国籍の限られた機種のみが、
> ファルコンの発射母機として考えられる。

航空自衛隊でもAIM-4Dファルコンミサイルは使用していました。
1971年に導入し、1985年まで運用しています、
F-4EJが領空侵犯対処でスクランブル発進する際にも搭載されていた時期があります。
Unknown (Unknown)
2010-01-26 02:51:34
 本ページで「核ミサイルの使用の可能性」と書かれてありましたけど、実は、最近の御巣鷹山関連の世界では、なぜか「中性子爆弾説」という物騒な説が浮上しています。
 というのも、最近の御巣鷹山周辺では、中性子線などの放射線量が、20年経過した数年前から急増しているようで、それにより「911的な被曝患者」が急増して死者も目立つようになってしまったと聞いています。それに伴い、墜落当時の「”キノコ雲”証言」も大宮方面や南北相木村から続出しています。

 しかし、個人的に思うのですが、あの”自衛隊撃墜説”の”某池田なんとか氏”ですけど、あれこそ絶対に「黒幕の一味」だと確信しています。あれは絶対に日本国民を侮辱し、遺族を冒涜し過ぎています。

 その理由として、

1、伊丹尻餅事故&千歳エンジン接触事故の前科がある「JA8119」以外に当たったら何と言い訳するのか?

2、大阪及び神戸は暴力団の密集した地域であり、事実、当時の御巣鷹山でも角田四朗氏の目撃談(暴力団的な遺族を目撃)もあった位なのに、日航や日本国政府は闇社会に支配権を握られてしまうリスクを考慮できなかったのか?

3、伊豆上空は山手線ダイヤ並みの航空路の渋滞地域でありながら、そのような民間飛行機が混雑する場所で「ファイヤービー」の訓練を行えるだろうか?

4、現在浮上しつつある説である「中性子爆弾」は米軍にはあって日本には無いものであり、当時のレーガン元大統領でないと使用の許可が下りなかったのではないか?

などがあります。

 いずれにせよ、管理人には”某池田なんとか氏”の化けの皮の奥の悪魔大魔王の素顔を暴いてほしいです。お願いします。
Unknown (Unknown)
2010-01-31 22:17:36
AIM-47Aの画像内の飛行機はYF−12では。
い〜もん見せてもらいました。

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