立松さんの戯曲「道元の月」に主演した歌舞伎俳優、坂東三津五郎さん(54)の話「ただただ驚いています。平成14年、道元七百五十回大遠忌に書いてくださったのが『道元の月』です。教えの神髄を見事に戯曲化し、一般の方が感動してくださって、すぐに京都、名古屋での上演が決まった舞台でした。『次回作もやりましょう』と言い合っていたのに残念です。この作品を残すことが、唯一のご供養と思っています」