作家で日本ペンクラブ会長の阿刀田高さん(75)の話「何を書いても環境問題につながるまれな作家。自ら南極に行くなど行動的な人で、文学と生き方が結びついていた。また、独特の“立松節”のおかげで、そばにいるだけで空気をふわっと柔らかく優しくする、そんな方でした。ペンクラブでもずっと平和委員会の委員長を務めており、今年秋の国際ペン東京大会で中心的な役割を担ってもらおうと思っていただけに、残念です」