偽証：高裁で虚偽証言、容疑者を起訴　／山梨

　東京高裁で虚偽の証言をしたとして、甲府地検は１２日、甲府市徳行１、飲食業、山口広樹容疑者（４７）を偽証罪で甲府地裁に起訴した。
　起訴状によると、山口被告は昨年１１月１９日、甲府市内の路上で男性を暴行死させたとして傷害致死罪に問われた相川智幸元被告（２１）＝懲役９年の実刑が確定＝の控訴審に証人として出廷、相川元被告と知人だったことを隠して第三者を装い「被害者が相川元被告を２〜３回拳で殴ったのを見た」などと虚偽の証言をしたとされる。
　同地検によると、山口被告は相川元被告の知人に頼まれて偽証を引き受けた。「少しでも被告の罪が軽くなればと思った。軽はずみで反省している」と供述しているという。同地検の北見映雅次席検事は「偽証は司法を誤らせる重大事案。今後とも厳しく対処していく」と述べた。【中西啓介】

２月１３日朝刊

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