劉暁波氏 劉暁波氏への懲役11年が確定 中国、人権問題で批判必至【北京共同】中国共産党の一党独裁体制廃止などを呼び掛けた文書「〇八憲章」を起草したとして、国家政権転覆扇動罪に問われた著名民主活動家、劉暁波氏(54)の控訴審判決で、北京市の高級人民法院(高裁)は11日、劉氏の控訴を棄却した。懲役11年、政治的権利はく奪2年の判決が確定した。同氏の弁護士が明らかにした。 共産党体制批判には厳罰を与えることを示す狙いだが、国際社会からは劉氏の即時釈放を求める声が強まっており、中国の人権問題に対して批判が高まるのは必至だ。 判決は、劉氏が〇八憲章で「民主的な立憲政治の下での中華連邦共和国の建設」を提起したと指摘。劉氏が「社会主義制度を覆すことを目的としており、言論の自由の範囲を明確に超え犯罪だ」と認定した。 【共同通信】
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