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【社会】

名駅JR新ビルの計画変更 220メートル、タワーズより低く

2010年2月11日 朝刊

JR東海が発表した名古屋駅新ビル(右)と駅周辺のイメージ

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 JR東海は10日、松坂屋名古屋駅店などが入る「名古屋ターミナルビル」の建て替え計画で、新ビルの高さを当初構想より低くすると発表した。合わせて新ビルの外観デザインを公表し、環境影響評価準備書を名古屋市に提出した。

 2008年12月の構想発表時には、セントラルタワーズ(245メートル、53階)を超え、中部地域で最も高い約260メートル、地上55階建てを想定していた。計画変更で新ビルは地上46階、高さ約220メートルとなる。JR東海の平沢純一専務は「高さにはこだわっておらず、環境への影響やオフィスなどの適正規模を検討した結果」と説明した。

 今年9月末をめどに解体を始め、16年度の完成を目指す。解体着手後、周辺の道路に臨時バス停が設置される。総工費は最大で約1500億円。今後1〜2年で入居テナントを選ぶ。

 JR東海は、新ビルの1〜18階に商業施設、19〜25階にはホテル、26階以上にオフィスの入居を想定しており、現テナントの松坂屋名古屋駅店については残留、撤退を含めて協議中。市バスターミナルは1階部分に入り、地下は機械室や集荷施設となる。

 新ビルの2階と15階はセントラルタワーズの歩行者通路とつなぎ、回遊性をもたせる。セントラルタワーズの象徴性を保ち、新ビルを加えた3タワー一体で「名駅前のランドマーク」にしたいという。デザインは、セントラルタワーズや東京・六本木ヒルズの森タワーを手掛けた米国の設計事務所「コーン・ペダーセン・フォックス」が担当した。

 

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