2010.02.13 Web posted at:  18:00  JST Updated - CNN
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アフガン南部で最大規模の軍事作戦、タリバーン支配の市攻略へ

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アフガニスタン軍事作戦に従軍する国際治安支援部隊(ISAF)の兵士

カブール(CNN) アフガニスタンで反政府武装勢力の掃討に当たる北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)は13日未明から、同国南部のヘルマンド州マルジャ市で大規模な軍事作戦を開始した。同市は、イスラム強硬派勢力タリバーンがヘルマンド州で支配する最後の拠点とされる。

ISAFによると、2001年のアフガン軍事作戦の開始以降、最大規模の攻勢。作戦には米軍、英国、アフガンやカナダなどの兵士約1万5000人が参加している。オバマ米大統領が昨年末に打ち出した増派3万人の一部である米海兵隊約3000人も加わっている。

ISAF軍などは13日朝までに、交戦後に同市の一部を制圧、タリバーンは後退を始めたとの情報もある。タリバーンはISAFによる同市攻略作戦を予想し、数カ月間にわたり市内外に爆弾を仕掛けていたという。ISAFは作戦開始前、住民にタリバーン戦闘員への支援を止め、退避を促すビラなどを撒いている。

マルジャ市の人口は8万─10万人で、タリバーン戦闘員は最多で1000人とされる。外国人戦闘員も潜伏しているとみられる。タリバーンはアフガン南部、東部に主要拠点を構築。首都カブールでも自爆テロ、路上仕掛け爆弾を多発させ、同国の治安は悪化の一途にある。

オバマ大統領はアフガン軍事作戦をテロとの戦いの主戦場と位置付ける。増派と共に、米国内世論をにらみ来年夏の部隊撤収開始も予定している。

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