県内の2009年の自民党員数が前年比1439人減の8877人となり、集計を始めた1977年以来、初めて1万人を割ったことが10日、同党県連(福岡資麿(たかまろ)会長)のまとめで分かった。
有権者の政党離れに加え、昨年8月の衆院選敗北による政権交代の影響を大きく受けた格好。党員減は組織基盤弱体化につながる恐れもあり、福岡会長(36)は「有権者目線での組織再生に取り組み続け、組織の変革を広く訴えたい。そして夏の参院選を絶対に勝ち抜き、党勢回復につなげていく」としている。
県内の自民党員数は、91年の5万2407人がピーク。近年は減少傾向が続いており、03年から1万人台となっていた。
=2010/02/11付 西日本新聞朝刊=