ここから本文です

国母、遅かった反省=選手の心情重んじた橋本団長〔五輪・スノーボード〕

(時事通信) 2/13 9:09 コメント数:0

 選手として7度の五輪を知る橋本団長の温情に応えられるか。服装の乱れを発端とした一連の騒動。所属する全日本スキー連盟が出場辞退を申し入れたにもかかわらず、2度目の大舞台に立つことが決まった国母は「責任を重く感じています」と、会見場に入る前に頭を下げた。
 移動時の格好以上に問題となったのが、その後の対応。JOCから注意を受けて入村式の参加を自粛したものの、記者会見での「反省してまーす」という軽々しい受け答えに批判がやまなかった。21歳の成人として、あまりにも自覚が足りなかった。
 事態を重く見たSAJが出場辞退の方向を打ち出す中、一任された橋本団長は「わたし自身、五輪に出た者としてスタートラインに立たずに終わるのは逆に無責任」と判断。晴れ舞台に懸ける選手の気持ちは痛いほど分かり、「熱い思いというものをしっかり伝えてもらった」と、やる気を反省として受け入れた。
 今季はワールドカップ(W杯)でも優勝し、メダル獲得の期待もある国母。同団長からは「五輪を目指している子供たちのためにも、雪の上でいい滑り、姿を見せてほしい」と激励された。これ以上の過ちは許されない。(バンクーバー時事)

【関連ニュース】
五輪後に処分も=国母の服装問題で〔五輪・スノーボード〕
幸せかみしめ挑む頂点=モーグル上村、いざ4度目の五輪へ〔五輪・フリースタイル〕
国母が謝罪、五輪出場へ=橋本団長、「責任全うを」と決断〔五輪・スノーボード〕
「臨機応変に」と上村=天候に惑うことなく本番へ

(時事通信) 最終更新:2/13 10:07

時事通信

 
[PR]ショーケース
日本代表が活躍するバンクーバーのエコを
荒川静香さんがレポート!
New CROWN スペシャルサイトにて、荒川静香さんがナビゲートする「バンクーバーECOレポートムービー」を公開中!俳優 辰巳琢郎さんの試乗インプレッション他もご覧いただけます。
PR

みんなのオリンピック


バンクーバーオリンピック トップYahoo!スポーツ