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ペネロペ |
2月10(水)
友人(女性)に誘われて映画「抱擁のかけら」を見に行く。新宿と六本木でしかやっていないんだよなあ。
よし、決めた。新宿にしよう。午後2時20分上映。新宿ピカデリーだ。1時に新宿3丁目、地下鉄丸ノ内線の改札口、B5で待ち合わせ。
街はなんだか休日みたいな雰囲気だ。そうかあしたが祭日だからか。チケット売り場に行って驚いた。
すごい行列だ。あれ、なんだ。2時の回はもう売り切れ? 次は7時? そんなバカな。なんだよ、これ。
わかった。水曜日はレディースデーで女性は千円なのだ。しまった。そのことをすっかり忘れていた。
とりあえず食事でもするか。そば屋にはいる。思い出した。たしか亀有のシネコンでもやっているはず。
そっちの時間をケイタイでチェックしたら午後6時30分とわかる。なんだよ。亀有なら私が住んでいる立石からバスで15分ではないか。
亀有に移動だ。丸ノ内線で国会議事堂前から千代田線に乗り換える。ウワー、いきなり田舎に来た感じだ。
しかし映画を見るためにこんなに距離を移動したのは初めてだ。ムチャだよ。女性映画なんだから有楽町の映画館でやれよな。まったく、もう。
本能はブレーキを捨ててエネルギッシュになればなるほどそれは透明化していく
主演は今、世界一の美女と言われているペネロペ・クルスだよ。というよりも世界一“いい女”である。
この人、映画では惜しげもなく豊満な乳房をさらけ出してみせてくれる。プロ根性なのか? それとも自身があるのか。
からみのベッドシーンも強烈だ。ああいうのを女性といっしょに見るのは刺激的だ。彼女は「わたし男の人とデートで映画を見るのは初めてなの・・・」と言った。
え、ええ〜。ペネロペは36歳なのか。スペインのマドリッドで生まれる。この人は明らかに現代のヴィーナスだ。
ずばりひと言でいってしまうと女としての本能が限りなく美的だ。美しい。もう結論はそれに尽きる。
本能なんて普通はエゴの塊だろ。醜いもの。俗っぽいもの。面倒臭いもの。だがペネロペは違う。
容姿が美人というのはどうでもいいのだ。そんなのは世の中にいくらでもいる。問題は彼女の存在の根源でもある本能なのだ。
もしその本能が爆発的に自由な性格のものだったとしたら・・・。そりゃ男は狂うよ。間違いなくそこにのめりこんでいく。
本能はブレーキを捨ててエネルギッシュになればなるほどそれは透明化していく。そこが本能(官能)の最大の魅力だ。
それって当然、ナチュラルでないとだめなのだ。つまり素(もと)が違うということである。
これが日本の現実である
顔(目と自意識)と存在(肉体)と本能(無意識)の三位一体論。そんな女性がいたら最高だ。
いるわけないか。いないよな。でも「抱擁のかけら」の中にいたんだよ。映画の全編にとにかく“赤”という色をあちこちで使いまくっていた。
赤、赤、赤。その赤が今、言った本能の三位一体論の象徴なのだ。この映画の裏のタイトルは「本能のかけら」。私はそんな風に理解した。
亀有のシネコンは巨大なショッピングモール、Arioの3階にあった。観客はわずか24人。
がらがらじゃないか。新宿ピカデリーとの間にこんなに格差があっていいのか? これが日本の現実である。
誰もペネロペのことなんか知らない。気づいてもいない。勝手にプアな人生を生きていろだ。バカ野郎である。
オレの知ったことか。もちろん、今日の“四字熟語”はペネロペにする。ウン、男なら誰でも彼女の乳房にはさわってみたくなる。
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