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2010年2月12日(金) 19:10 |
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宇高航路が廃止へ
宇野と高松とを結ぶフェリーが、来月26日で廃止されることになりました。
フェリーを運航する2つの会社が航路の廃止を四国運輸局に届けたもので、瀬戸大橋の料金割引が経営を圧迫したためと説明しています。 宇野と高松とを結ぶフェリーは、国道フェリーと四国フェリーの2社が運航しています。 この航路は、去年3月に瀬戸大橋の通行料金割引が始まったことなどから利用客の減少が続いていて、これまで減便などを行ってきました。 また一時、経営統合も検討されましたが、経営の改善は見込めないとして、2社は12日、来月26日での航路の廃止を四国運輸局に届け出ました。 宇野と高松を結ぶフェリーは1日44往復されていて、地域の生活の足にもなっています。
岡山側、玉野市宇野の国道フェリー宇野支店では、撤退を知らせるチラシを貼るなどして対応しています。 長年にわたり四国と岡山をつなぐ海の玄関口としての役割を果たしてきた宇野港。 利用者などからはさみしいと言った声が聞かれます。 玉野市では、存続に向けての要望を続けていく方針です。 また、石井知事は「非常に残念な結果となった。地元経済などへの影響も懸念されるが、まずは住民の足が確保されるよう関係者に働きかけたい」とコメントしています。
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