第2代王者となって茂木康子プロデューサー(右)に祝福されるV一=ディファ有明
「ヴァルキリー」(11日、ディファ有明)
女子フェザー級チャンピオンシップは、挑戦者のV一(ヴィー・はじめ)が、絶対王者・辻結花から1回1分14秒、裸絞めでギブアップを奪う女子格闘技史上に残る番狂わせを起こし、第2代王者となった。
23勝1敗の驚異的なレコードを誇り、女子総合格闘技に君臨する女王に、Vが日本人で初めて土をつけた。
08年11月の旗揚げ戦では判定で敗れているが、「とにかく止まらないで、先に攻める姿勢を崩さない。(辻の得意な)タックルをとにかく切って、その後の動きを大事にする」という作戦通りの動き。スタンドで首を引っかけると、そのまま裸絞めに入ってグラウンドに持ち込み、バックマウントの体勢で絞め上げると観念した辻が右手でマットをたたいた。
Vはリングで号泣し「いちばん最初に世代交代したと思う」とマイクアピール。次期挑戦者には「藤井(恵)さんとMIKUさん、あの辺しかない」と、辻とともに女子総合に君臨する女王2人を指名。「大みそかの試合に出たいです」と、Dynamite!!参戦もブチ上げた。
(2010年2月11日)