閉鎖された道場で会見し、ハッスルポーズで再出発を宣言した坂田亘=都内
事実上の消滅状態にあるプロレスイベント「ハッスル」の主力選手として活躍した坂田亘(36)が12日、都内で会見し、所属選手が自分1人のみという逆境の中で、今春の再出発を宣言した。
坂田は「危機的な状況に変わりはないが、生きる道を選ぶ。俺のハッスルは春先から動き出す」と表明。新団体旗揚げは否定し、「あくまでもハッスル」と言い切った。この日の会見をセッティングした友好団体のゼロワンやフリー戦士らを集めたハッスル復活興行の開催を目指していく。
昨秋に露呈した大会会場への未払い問題について、坂田は「責任は山口日昇(社長)にあるが、無責任な対応をするつもりはない。ハッスルが動くことで返金していく」と解決を誓った。“小池栄子のダンナ”と称された男は“俺だけのハッスル”を掲げて生きていく。
(2010年2月12日)