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興毅初防衛戦!宿敵ポンサクKOや

 念願の対戦相手であるポンサクレックとの対戦が決まり笑顔でKO宣言する亀田興毅(中)右はWBCミニマム級に挑戦する黒木、左はWBCアトム級王者・小関=後楽園飯店
 念願の対戦相手であるポンサクレックとの対戦が決まり笑顔でKO宣言する亀田興毅(中)右はWBCミニマム級に挑戦する黒木、左はWBCアトム級王者・小関=後楽園飯店

 「WBC世界フライ級王座統一戦」(3月27日、有明コロシアム)

 ボクシングのWBC世界フライ級王者・亀田興毅(23)=亀田=が12日、東京・水道橋の後楽園飯店で会見を行い、3月27日に東京・有明コロシアムで初防衛戦を行うことを発表した。対戦相手はWBC同級暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(32)=タイ=で、王座統一戦を兼ねた初防衛戦となる。因縁の深いポンサクレック戦に「亀田とKOはセットや」とビッグマウスをさく裂させ、堂々のKO宣言をした。また前座にWBC世界ミニマム級タイトル戦とWBC女子世界アトム級タイトル戦が行われ、世界3大タイトル戦となる。

  ◇  ◇

 ついにポンサクレックと拳を交える時が来た。プロデビュー前の16歳の時からその背中を追ってきた興毅は「ポンサクレックとは昔から因縁がある。今回勝って初めてチャンピオンだと思ってる。試合が決まってうれしい」と素直に心境を吐露した。

 因縁の始まりは02年11月22日。本田秀伸(当時グリーンツダ)との6度目の防衛戦で来日していたポンサクレックの公開スパーリングの相手に、当時グリーンツダジムの練習生だった興毅が抜てきされた。スパーリング後、ポンサクレックは「あの少年は頑張ったらチャンピオンになれるよ」と予言した。

 因縁はまだ続く。興毅がプロデビューした翌年の04年2月、タイで再びスパーリングが実現。帰国した興毅は報道陣に「バチバチにやったったで」と“報告”。これがポンサクレックの耳に届き、「カメダは礼儀知らずだ」と怒りを買った。

 ポンサクレックの予言通り世界王者となり、正規王者として王座統一戦に臨む。「ポンサクレックに勝って強いチャンピオンと言われたい。だからKOを狙っていくよ。8回から10回までにKOをする。亀田とKOはセットや。ハッピーセットや」とテンションは上がりっぱなしだった。

 14日にはフィリピンに旅立ち、合宿を行う。今回は2人の兄弟と父・史郎氏は帯同せず、単独での武者修行となる。

(2010年2月12日)
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