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アホウドリのヒナ、無事に移送 火山噴火の危険から避難

2010年2月9日3時1分

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写真:鳥島から350キロにわたる移送を終えたアホウドリのヒナ=8日、小笠原諸島・聟島、山階鳥類研究所提供鳥島から350キロにわたる移送を終えたアホウドリのヒナ=8日、小笠原諸島・聟島、山階鳥類研究所提供

 伊豆諸島・鳥島で生まれたアホウドリのヒナ15羽が8日、約350キロ南東にある小笠原諸島の聟(むこ)島にヘリコプターで移送された。

 アホウドリは、世界でも鳥島と尖閣諸島でしか繁殖が確認されていない絶滅危惧(きぐ)種で、国の特別天然記念物。鳥島は火山島で噴火の危険があるため、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)が環境省や米国魚類野生生物局などと協力し、聟島を新しい繁殖地にしようと2008年から5年計画でこの時期に実施している。今回で3回目となる。

 同研究所によると、移送されたヒナは生後35日程度で、大きさは約40センチ、体重は4キロほど。5月に巣立ちを迎えるまで、研究員が交代で滞在し、えさを与える。

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